概要
にじさんじ所属のバーチャルライバーリゼ・ヘルエスタをモチーフにした新衣装ネタの一つ。
事の発端は2020年4月のにじさんじ公式Twitterが投稿した、所属ライバーたちの新衣装告知ツイートに遡る。いつものように新衣装の黒いシルエットを並べた画像を公開したわけだが、その中でも一際リスナーの目を引いたのが、まるで某パワードスーツを彷彿とさせる妙にメカメカしい逆三角体型のシルエットだった。
頭の突起や長く伸びた耳の形状、尚且こんな奇抜なデザインを要求するのはまぎれもなくヤツであると誰もが予想する中、とあるリスナーはそれを「リゼ皇女の衣装」だと予想し、メイン画像のイラストを投稿する。
この斜め上の発想には多くのリスナー、果ては皇女本人から反響を集め、実際の皇女の新衣装公開配信においては冒頭の寸劇に使用される。
さらには、件のシルエットの正体である花畑チャイカ自身の新衣装公開配信においてもゲストとして皇女が登場、先に皇女がお披露目をしていたこともあり、チャイカは子供たちから「ニセモノ」「パクリ」などのレッテルを貼られることになる。
その後、相まみえた両雄(?)は子供たちのヒーローの座をかけて激闘を繰り広げた。
…もじぴったんで…
余談
リゼとチャイカの因縁(?)は、実はコレ以前にも存在する。
2019年7月、緑仙による企画配信『にじさんじお悩み窓口』において、「花畑チャイ課」の窓口担当者だったチャイカが、緑仙からのフリに応える形で、即興でリゼのモノマネをおこなうことになる。
当時、リゼと大きな接点がなかったチャイカが「ヘルエスタ王国の皇女」という情報のみを頼りにモノマネを敢行した結果、本人とはかけ離れた妙に古めかしい口調で喋る独裁者となってしまう。
またこのとき、「ヘルエスタ王国第二皇女」というリゼの肩書も思い出せなかったことから「第一第二第三皇女」というよくわからない肩書を名乗り、以降定着することになる。
一方、「王族課」窓口のリゼ本人はと言うと、緑仙が上述の第一第二第三皇女と出会ってから顔合わせしたことに加え、外を疾走するイキリバイクの音漏れも一因し、「ニセモノ」「スラム街」呼ばわりされることになり、逆に彼女のほうがチャイカを演じることとなった。
この経緯から、本項のヘルエスタアーマーの登場はチャイカにとってはある種の意趣返しのような形になったとも言えなくもない。