演:ロクサン・ドースン
吹き替え:五十嵐麗
概要
地球人とクリンゴン人との間に生まれたハーフの女性。
チャコティーと同じく元マキのメンバーだったが、デルタ宇宙域に迷い込んだUSSヴォイジャーに合流してクルーの一員になった。
額の隆起や気性の激しさなどクリンゴンの性質を強く持ち合わせている一方で、幼い頃に両親が離婚したことで自らの出自に嫌悪感を持っており、クリンゴン人の母に育てられたにも拘らずクリンゴン文化を嫌い、地球人に近い価値観を持っている。
クルーになった当初は少尉で、ヴォイジャーに来て日が浅いある時、臨時の機関部長であったジョー・ケアリーと意見が対立した際に彼の鼻を折る暴力沙汰を起こしてしまう。しかし、チャコティはマキにいた頃の経験からベラナはケアリーよりもエンジニアとしての腕は上であると評価しており、空席になっていた機関主任のポストには真っ先にベラナを推薦していた。キャスリン・ジェインウェイ艦長はベラナがケアリーを殴った事件からその推薦には消極的だった。
しかし、前述の事件の直後、ヴォイジャーが奇妙なブラックホールに捉われた際、ジェインウェイ艦長と意見を交わしながらヴォイジャーの脱出に一役買った。その実績からジェインウェイ艦長はベラナを中尉に昇進させ、正式に機関主任に任命した。
作中では、長い航海の中で上記のコンプレックスに変化が生じていき、クリンゴンとしての自分を認められるようになっていった。また、トム・パリスと恋仲になり、やがて彼の子を妊娠する。二人の子が誕生したのは、奇しくもUSSヴォイジャーが地球への帰還を遂げた瞬間だった。