トム・パリス
とむぱりす
演:ロバート・ダンカン・マクニール 日本語吹き替え:森川智之
USSヴォイジャーの操縦士として活躍する男性。階級は中尉。
父親は艦隊の提督というエリート家系だったが、偉大な父と比較されてきた重圧や自らのミスで仲間を死なせてしまった罪の意識などからグレてしまい、反惑星連邦テロ組織「マキ」に所属した挙句に逮捕されたという過去を持つ。
その経歴故にオブザーバーとしてUSSヴォイジャーに乗船することになったが、艦がデルタ宇宙域に飛ばされた際に本来の操縦士が死亡。やむなく操船技術を持つ彼がヴォイジャーの主操縦士となった。
気分屋でいい加減な性格ではあるが、士官扱いなので艦内での地位は高い。
艦の内通者を探るスパイになるなど操船以外の面でも活躍を見せている。ある種族を救うために命令違反を犯してまで内政干渉を試み、一時的に少尉に降格されたこともある。
トランスワープ・ドライブの開発に成功し、ワープ10という常識を超えた速度での航行を実現したこともある。しかし、副作用で体細胞が異常進化を起こして奇形化した末に両生類のような姿になってしまい。挙句の果てに同じく両生類化したジェインウェイ艦長との愛の結晶が産まれてしまった為、トランスワープドライブは封印されてしまった(なお、このエピソード「限界速度ワープ10」は脚本家自身が認めたヴォイジャー史上最悪のクソエピソードである)。
プライベートではハリー・キム少尉と仲が良いほか、機関主任ベラナ・トレスと恋仲になり、一女をもうけている。
また、20世紀の地球文化を趣味としており、ホロデッキでは「キャプテン・プロトン」というモノクロSFドラマ風のプログラムを愛用している。
なお、前作に当たる『新スタートレック』に、ニック・ロカルノというトムの過去と同じような事件を起こしたキャラクターが登場しており、演者も同じである。