注意事項
劇中では単に「ドクター」と呼ばれる事が多いですが、pixiv内では一般名詞と区別する為、「ホロドクター」タグの使用が推奨されます。
概要
宇宙艦隊の艦船に配置されるようになったホログラムの医師。
正式名称は緊急用医療ホログラム(emergency medical hologram、略称EMH)
演者はロバート・ピカード。日本語版の吹き替えは中博史。
宇宙艦に医療スタッフがいない場合に起動、医師の代役を務める。
起動時の決め台詞は「緊急事態の概要を述べよ」。
様々な医療知識を持つうえ、フォースビームによって仮初の実体を与えられており、
ホログラムでありながら各種医療機器を扱い、手術をこなす事も出来る。
ただし、活動できる範囲は『ホロデッキ』と呼ばれる装置が搭載されている区画に限られる。
また、あくまで緊急用の補助装置に過ぎない為、長時間の運用は考慮されていない。
USSヴォイジャーに搭載されていたマークⅠタイプのホロドクターは、
同艦に搭乗していた医療スタッフが全滅したために常時起動・運用されることになり、
航海が進む中で次第に自我を確立、極めて人間らしい人格を得ていった。
その為、彼もヴォイジャーに欠かせないクルー「ドクター」として認識されるようになっていく。
物語中盤、29世紀の技術で開発された「モバイルホロエミッター」を得たことで、ドクターは艦内はおろか艦外へも自由に移動できるようになり、オペラ歌唱の趣味を持ったり、性交渉を経験するなど、より人間に近付いていった。滞在した惑星において妻子を持ったり、厚生大臣に任命されたことすらもある。
「自身が緊急時に艦の指揮を執る『緊急司令ホログラム』だったなら……」という妄想をしたこともあるが、そのあと実際に艦長席へ座って異星人と交渉する羽目になるギャグ回もあった。後にヴォイジャーのクルーが多数拉致された際には、実際に艦の指揮を執っている。
また、モバイルエミッターが損傷しなければ不死身である為、宇宙空間や汚染地帯などの極限環境でも行動可能であり、エミッターを狙撃されなければ銃もビームも無効。更にドクターは武器を携行すれば一方的に攻撃できるため、白兵戦においても無敵の強さを発揮する。
なお、マークⅠタイプの外見や性格は開発者であるジマーマン博士をモデルとしている。
ジマーマンの偏屈な性格までもコピーしてしまった為に医療用ホログラムとしては失敗作であり、他の艦や施設では医療用ではなく洗濯などの雑役に使用されている。USSエンタープライズEに搭載されたものに至っては、ボーグ相手の囮として駆り出される始末であった。
劇中では容姿や性格が異なるマークⅡが登場したほか、マークⅢ、マークⅣも存在するらしい。