概要
ホキ10000形は1980年から1981年にかけて272輌が制作された。
オイルショックの影響で燃料を重油から石炭に切り替えたセメント工場への石炭供給のために開発された。落成時の所有者は秩父セメントと電気化学工業の二社であり、秩父セメントが太平洋セメントとなった現在も運用中であったが、2020年3月に行われたJRのダイヤ改正で鉄道による石炭輸送が終了し形式消滅した。
事実上石炭車であるが、石炭車には私有貨車制度がないためホッパ車の扱いとなっている。
荷降ろし設備の構造の違いから、国鉄の石炭車とは全く構造が異なる。