概要
1967年から1969年にかけて172両が製造された。1998年に青梅線及び南武線での運用を終了し、東海地区で運用されていた車両も、1999年までに廃車及びホキ9500へ改造編入されて形式消滅。
以下は仕様別のグループ
初期型
ホキ2500~ホキ2539
中期型
ホキ2540~ホキ2589
後期型
ホキ2590~ホキ2671
派生形式
ホキ9500
ホキ9500は大きく分けて新製車及びホキ2500からの改造編入車及び、国鉄分割民営化後に製造されたホキ19500に分けられる。
新製車
1970年4月から7月にかけて193両(ホキ9500~ホキ9692)が製造された。私有貨車で初めて赤色に塗られた。
新製当初は新東京国際空港公団が所有していた。
改造編入車
1995年からホキ2500を改造し本形式に編入された、番号は新製車の続番となっている。
ホキ19500
1996年に3両(ホキ19500~ホキ19502)が製造された。
運用
成田空港の建設工事に使用する砕石輸送に使用され、葛生駅、金島駅、箱根ヶ崎駅、初狩駅から成田駅まで砕石を運んだ。成田空港の建設資材輸送中は所有社名や専用種別が表記されない異例の取り扱いをしていた。
空港建設終了後は日本石油輸送・奥多摩工業・小野田セメントなどに譲渡され、輸送品目が砕石から石灰石に変更されたが、石灰石の鉄道輸送終了などで多くが廃車された。
現在は西濃鉄道乙女坂駅から美濃赤坂駅~東海道線~笠寺駅~名古屋臨海鉄道~日本製鉄名古屋製鉄所というルートで石灰石輸送が行われている。
廃車
主にホキ2500からの改造編入車の老朽化によりホキ2000に置き換えられ廃車が進んでいる。