概要
第一作「ファイアーエムブレム~暗黒竜と光の剣~」から登場している炎の魔道書。
小さな火球を生成するファイアー、火柱を生成するエルファイアーに対し、ボルガノンは地面から炎を噴き出させる。(寒冷地に生息している氷竜に有効な魔道書でもある)
上級雷魔法「トロン」や上級風魔法「トルネード」(覚醒以降は「レクスカリバー」)と並ぶ上級炎魔法で、ファイアーやエルファイアー以上の攻撃力を持っているが作品によっては使用回数が少ない、命中が低い、重さが高いといった問題点も抱えている。
ファイアーエムブレムシリーズではないが、1~5作目を生んだ製作者が手掛けた「ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記」にも同名の魔法が登場する。
FC用作品「暗黒竜と光の剣」では
初出は第12章。ボスの司祭ボーゼンが装備していて、撃破するとドロップする。
第15章以降はララベルの店で売られている。値段は1600G。ララベルの店で購入できる魔道書の中では最大の攻撃力を誇るが、重い。
SFC用作品「紋章の謎」では
本作では「ボルガノンの書」表記。
通常の魔道書の中では最大の攻撃力を誇り、ファイアーの書、エルファイアーと同じく氷竜に対する特効がついている。
【第一部】
主にドルーア軍の魔道士や司祭が使用する。FC版と違って通常の道具屋では販売していないが、敵からのドロップや宝箱からは入手できるため、アリティア軍も使用可能。「秘密の店」であれば購入もできる。
残念ながら、第一部では氷竜特効を活用できる場面はない。
【第二部】
同上であるが、購入可能なのは物語中盤なので比較的早い段階でアリティア軍に導入できる。
第二部では対氷竜戦で最大の効果を発揮させることができる。また、チキが氷竜石で変身する場合は敵のボルガノンに注意が必要。
主な所有者
【ドルーア側】
- ボーゼン:「わしの超破壊魔法ボルガノンを受けてみよ!!」第一部に登場。アカネイアパレスの玉座を守護している。
- ヨーデル:「大地よ怒れ!ボルガノン!」第二部に登場。カダインの魔道学院の門を守っている。
- ???:第二部に登場。竜の祭壇にて暗黒竜を守っている。
SFC用作品「聖戦の系譜」
本作では武器レベルAの炎魔法として登場し、炎魔法の銀武器扱いとなっている。
威力・命中はトローン・トルネードと同じだが重さはそれよりも重くなっている。
これは炎魔法が雷魔法や風魔法と比べて下位の魔法として扱われた名残と思われる。
10章で戦うヒルダのドロップアイテムとして入手可能。
しかし、入手が遅い上に使用可能者が限られているのが問題。
おまけに重くて追撃が出なくなる可能性もある。
ちなみに闇魔法「ヨツムンガンド」と比べると重さ・威力は同等となっているが、命中で劣る。
GC用作品「蒼炎の軌跡」及びWii用作品「暁の女神」
トラキア及びGBA作品ではファイアー、エルファイアーが出る中ハブられてしまったが、蒼炎の軌跡で復活。
蒼炎では銀武器と同等の扱いだが、暁ではギガファイアーの登場のせいか、銀武器よりも少し上の武器となっている。
また、本作からは風魔法と雷魔法の中間の性能になっている。
DS用作品「新・暗黒竜と光の剣」及び「新・紋章の謎」
他の武器で言うキラー系武器や特効武器と同じレベルの魔法として登場。
なお、新・暗黒竜と光の剣では店売りでもあるため、入手が容易である。
3DS用作品「覚醒」
再び銀武器と同等の扱いとなる。
スマートフォン用作品「ヒーローズ」
汎用の銀武器相当の赤の魔道として登場し、同ランクの赤の魔道と比べて特殊効果は無い代わりに威力で優れている。
上位武器に「ボルガノン+」があり、両方とも習得するのはリリーナだけとなっている。
しかし威力が同じで特殊効果が強烈な「ラウアブレード(+)」の方が便利なこともあってか、あまり使われることが無い上に当のリリ-ナもフォルブレイズを習得して彼女が使うこともほぼ無くなった。
ちなみに闇魔法と炎魔法は赤の魔道でひとくくりのため、趣味の領域ではあるが闇魔法使いに使わせることも可能。
ティアリングサーガ
非売品。通常の炎魔法では最高の攻撃力を誇るが、やはり当たりづらく重い。
発動時の詠唱は「大地よ、怒りて炎をまきあげよ!」