概要
カル=ス直属の十二魔戦将軍の一人。登場は「地獄の鎮魂歌編」から。
カル=スに反逆する侍たちの壊滅を企む鎮魂歌編冒頭の敵。
目視が難しいほど細い特殊鋼でできた「妖斬糸」という糸を使う。
この糸は指のわずかな力で100万km先の岩をも切断する力強さとコントロールがあるらしい(なお、地球全周は約4万75km)。
侍の武士道やイングウェイの生真面目さをあざ笑い、どんな手段を用いてでも勝って武勲をあげることを良しとする冷酷な人間。
イングウェイの失態を好機とみて、バ・ソリーとともに魔獣スフィンクスを連れて、侍たちの根城である隠し砦「武家屋敷」に攻め込み、容赦のない残忍な手口で追い詰めるが、復活したダーク・シュナイダーに敗北。皇龍破(マー・ノー・ウォー)の直撃を受け、遠く彼方に吹き飛ばされるが、魔力を無効化する蛇腹剣「罪人の剣(ガリアン・ソード)」の効能もあってか生き長らえる。
そこで偶然にもガラと出会い、しばらく行動を共にした。以降それまでの残忍さは影を潜め、コミカルな描写も見られるようになった。
方舟には乗らなかったので、他の魔戦将軍が大活躍を見せた「罪と罰編」では出番がなかったが、シェラ・イー・リー、バ・ソリーと共に天使達が地上に降臨する様を見て、神が敵となったことに驚愕していた。
「背徳の掟編」ではシェラ、バ・ソリーと共に生存者達を保護しながら安住の地を求める旅を続けていた。道中、地上と地獄が繋がる瞬間に出くわし、四大天使と魔神コンロンの戦いに巻き込まれていく。地獄の番犬ケルベロスは難なく駆逐できたが、コンロン相手では最終奥義で挑んでも全く歯が立たなかった。
久々に再会したダーク・シュナイダーは相変わらず俺様全開だったので「天使たちを刺激しないように」と忠告をするが、全く聞き入れてもらえず、挙げ句「何者だオマエ」と言われるなどすっかり忘れられていた。
必殺技は相手に糸を絡ませて斬殺する「妖斬獄縛陣」、全方位から糸を放出し相手を切り刻む「妖斬億裂羅糸」、糸で結界を張る「羅糸千方陣」、糸で敵の全神経を支配する「モーゴス流絞殺法最終奥義 人形使い」。罪人の剣を蛇のようにうならせ相手に飛ばす「法裂蛇咬斬」など。