「どうして……私では勝てないの」
概要
CV:池田千草
422部隊に所属する女性軍人。No.33。初期兵種は対戦車兵。階級は少尉。22歳。
ガリア中部方面総司令官であるダモン将軍とも親戚筋にあたる名門軍人一族の出身。ランシール王立士官学校を卒業したエリートであり、階級は隊長のクルトと同格。クルトの隊長就任後、補充要員としてネームレスに送られてくる。お嬢様育ちでプライドが高く、方向感覚に疎い。植物が好きで、鉢植えの花の世話をしている。
ネームレス送りになった理由は開戦後の作戦失敗。当初は作戦失敗は部下が原因であり、自分には一切非がないと思っていた。そのためこの処分を不服とし、この部隊から一刻も早く抜けることを目指していた。加えて自身の出自を鼻にかけ、正規軍所属であることを誇りとしていたため、他の隊員達と打ち解けようとしなかった。
作戦への提案も己の手柄を第一としていたため、クルトに却下された上に学生からやり直せと言われてしまう。最初はこれを単なる侮辱と受け取り怒るが、その際にアルフォンスにガリア正規軍を「最底辺のネームレス」から見てみるといいと助言される。当初はこの助言にも腹を立てていたが、ネームレスを人間扱いせずに無茶な命令を強要する上、責任まで押し付ける正規軍指揮官の姿にかつての己を重ね合わせ、過去を省みると共に指揮官としての自覚に目覚めていく。
隊長であるクルトに好意を抱いているが、本人はあくまで憧れているだけと語っていた。しかし、断章「NAMELESS、再集合」では…。
後に廉価版として販売された「戦場のヴァルキュリア3 EXTRA EDITION」では、追加エピソード「カリサの格言」にてマルギット分隊の分隊長を務めることとなる。