こ……こんなのマルコは痛くない
概要
演:野村祐希
通称「廃ビルの悪魔」。斑目貘の「暴」。
体格の良い長身の青年。オールバックで少し長めの髪型が特徴。カタコト気味の日本語を話す。
本来は純真無垢な人物であるが、解離性同一性障害を抱えており、注射をトリガーとして凶悪な人格・「ロデム」が目覚める。
至近距離で弾を避けるなど常人離れした身体能力を持ち、圧倒的な戦闘能力を持つ。その一方で、元々の人格は精神年齢が低く幼い子供のような言動であり、貘に社会のルールを教わる場面もある。
1巻~3巻の「廃ビル脱出ゲーム編」で完勝した貘によって彼と行動を共にするようになり、彼の「暴」として活躍する。
生まれは日本国外の集落と推定される。
傭兵時代の九重が現地の集落を襲って攫った実験対象(モルモット)の内の一人。幼少時代から薬物投与などの肉体改造を受け続けた結果、躊躇なく殺人を遂行する人格・ロデムを宿す。それ以降、「マルコ」は弱き存在の用無しとされ、ロデムの殺人スキルを信頼する息子、殺人兵器として九重の傍に置かれた。
廃ビル脱出ゲームにおける最大の切り札として数多の人間を殺害してきたが、ゲームに勝利した貘によって九重から解放される。
純粋かつ無邪気な正義感の持ち主で、貘を心から信頼して行動する。また、梶隆臣のことも兄のように慕っている。
高い戦闘能力を持ちながらも、優しさゆえに非情に徹せず、相手に対して殺気がないという点において敵に遅れを取ってしまうこともある。
一方、絶体絶命時にはロデムの覚醒によって状況を逆転させたことがあり、さらに作中では徐々にロデムとの折り合いを付けて「マルコとして」戦う場面も増えていった。
風呂上がりにポテチを3袋食べたり、テーブルの上の料理に一心不乱に食いつくなど食欲旺盛でもある。