概要
白い虎のような外見でムティカパと呼ばれる種族。
親は主人公たちが住むヤマユラの民から「森の主」と称え恐れられていたが、ある事件がきっかけで退治され殺される。その時まだ赤ん坊だったムックルはアルルゥに拾われ彼女(とハクオロ)の子供として育てられる。ムックルという名前はこの時付けられている。
猛獣そのものだった「森の主」と異なり、人の手で育てられたためかかなりの甘えん坊。霊獣ミキュームのガチャタラが加わった際には嫉妬する姿も見せる。
育ち盛りの大食漢であっという間に巨体となり、ハクオロが起こした叛軍と朝廷との戦いの最中、アルルゥと共に戦線に参加する。
巨体相応の膂力と人の腕をたやすく喰い千切る牙と爪、そしてムティカパ特有の刃や矢を一切受け付けない強靭な体毛を有し、敵兵にとってはあまりにも恐ろしい存在となる。
だが、水に濡れるとその防御力が失われてしまう弱点も親と同じ。また、アヴ・カムゥの攻撃が直撃した際は流石に盛大に吹き飛ばされていた。
戦場では普段の姿から一転、本来の野性を剥き出しにして敵を尽く殺戮してゆく。ゲームの都合などという生易しいものはなく、戦場では敵を喰い殺していることがハクオロの口からはっきりと明言されている。
特にアルルゥに危害を加える者には一切容赦せず、味方の静止も無視して非道を働いたある敵兵に至ってはじわじわと時間を掛けて惨殺されている。恐怖と激痛で奇声を上げながら絶命する様は自業自得とはいえ余りにもむごい。このシーンは全年齢版では削除…どころかCVがついたことで余計にグロくなった。
ムックルの名誉のために言っておくが、そうした「戦場での敵」以外には至って理性的で、機嫌を損ねられた程度や殺すまでもない小悪党などには常に威嚇する程度に留めている。
街を歩く際も自国の人々に恐れられている様子は見られない事から、しっかりと分別や信頼関係は築けている事が窺える。
また、そんな恐るべき銀色の巨虎も主の姉にはまったく頭が上がらないのであったとさ。
アニメ版
流石に幼女を乗せての人喰いは無理だったのか、戦闘シーンでは敵兵に体当りする程度で敵を殺害する姿は描かれておらず、件の惨殺シーンがフラグの段階からカットされている)。
やはりアヴ・カムゥの攻撃には流石に耐えられなかったようで、再登場時には腹に包帯を巻いていた。
後の時代では同じ騎獣ポジションであるココポと種族を超えた友情を築き、後にその情を利用する羽目になった時には終始申し訳なさそうな顔であった。
別名・表記ゆれ
ムックル: むくどりポケモン。鳥と比べては虎が少数。