概要
S.SHIMIZU氏が好きな映画や漫画をリスペクトし、オマージュ的に製作されている。
1961年のイタリアにあるシチリア島(但し、作品中はシシリア島という架空の島となっている)が舞台。実際この時期は「パレルモの虐殺」や「シアクリ爆撃」といったシチリア島内でマフィア内の抗争が頻発しており、これを取り扱った映画作品を基に作成されている。
2013年の6月17日から28日の間に全4話が投稿されている。
登場人物
キャラクターの容姿や名前からどの作品のキャラクターをリスペクトしたかは(わかる人には)わかると思うが、S.SHIMIZU氏が明らかにしていないため割愛する。
ヴァローネファミリー
- ジーナ
ヴァローネの末娘でパレルモの高校に通う。本人はファミリーの抗争を嫌がり普通の生活をしたいと思っている。カルロと一緒にドン・ルッソに会いに行く途中ルッソファミリーのギャングにマシンガンで車ごと蜂の巣にされ、瀕死の重傷を負うも姿を現したメドゥーサによって一命を取り留める代わりに、妖術を得て父と兄殺しの復讐を誓う。
- カルロ
ジーナの兄。病弱の父親の代わりにファミリーのドンをしている一方、妹のジーナを何とか守ろうとする。兄と父親が殺されたことでルッソをコンミッショーネから蹴落とすことを企てるが、逆に見抜かれ自動車から降りたところをルッソファミリーのギャングにマシンガンで射殺される。
- フランコ
ジーナの兄。レストランで家族と食事中に爆殺される。
- ロベルト
ジーナの兄。作品が始まる前に殺された模様。
- ジーナの父
ヴァローネファミリーのドンであったが、病で床に伏せている。カルロに対し港をルッソへ渡すよう進言(代わりに報酬の60%を受け取る)したが、ルッソファミリーの刺客に首を切られる。
- アントニオ
ヴァローネ家のギャング。カルロの側近およびジーナの目付け役を任されているが、裏ではルッソファミリーと繋がっている。
ルッソファミリー
- ルキアーノ
ルッソファミリーの幹部。表面的にはヴァローネとの友好的立場をとるも、ヴァローネファミリーの持つ首飾りを得るためヴァローネ一家全員の殺害を企てる。
- ドン・ルッソ
ルッソファミリーのドン。表面的にはヴァローネとの和解を了承する。
- プラッツィ
ルッソファミリーのマフィア。フランコ殺害の罪をすべて着せられ、射殺される。
その他
- マルコ
ボーイフレンドとしてジーナに接近する青年。父親が借金をしているため、ルッソファミリー側についたアントニオに帳消ししてもらう代わりにジーナ殺害に加担する。
- モニカ
ジーナの親友。ジーナとマルコを恋仲にする仲介役を行なう。
- ジュリアーノ・ネロ
シチリアの貿易商。フランコ殺害に加担していたが、カルロに見抜かれ殺害、水死体で発見される。
- メドゥーサ
ジーナが瀕死の重傷を負った時に姿を現し妖術を与え、ジーナが復讐をする姿を楽しむ。
- 死神
ジーナが蘇生した後行動を共にし、ジーナの寿命短縮と引き換えに復讐に協力する。