概要
1992年にオーストラリアで誕生。
元々は野生だったがタロンガ動物園に保護され、そこを経由して1995年に長野冬季五輪の親善大使として日本にやってきた。
日本の動物園では数頭しかいないウォンバットのうちの1頭。
人懐っこい性格で展示場内の手入れをしている飼育員の膝に乗りたがって甘える様子がTV番組で取り上げられた。
2018年、隣の檻にそれまで東山動植物園で暮らしていたオスのウォレスがやってきたが、モモコは最初彼を受け入れず威嚇しまくっていた。
既に2頭とも老齢のため繁殖はしていないが、数年経つと流石にモモコの態度も軟化してきた様子であった。
2024年に入り、人間に換算すると100歳越えに相当する高齢になり足腰も弱り1月半ばに体調を崩し始めた。
飼育員が懸命の治療を続けたが、同月27日の朝に死亡しているのが確認された。
享年31歳で、当時日本に飼育されていたウォンバットの中では最高齢であった。