概要
2002年、アメリカで発売された清涼飲料水。
モンスターエナジー社が販売。アメリカではコカ・コーラ社の下で流通されている。
海外では多種多彩なフレーバーと555ml缶や700ml缶ボトルでの販売となっており、レッドブルは宿命のライバルの関係。
フレーバーの数は2017年現在63種で、炭酸飲料の他にコーヒーベースのJAVAモンスターシリーズや紅茶ベースのリハブシリーズ、プロテイン入りのマッスルモンスターシリーズ等様々な種類が販売されている。
パッケージの目印は「三本の爪痕」のデザイン(記事トップ画参照)。
日本版モンスター
日本ではアサヒ飲料によって2012年から以下の物が販売されている
モンスターエナジー
ベーシックなフレーバーのモンスターエナジーで、最も広く流通しているもの。強いて言うなら酸っぱめのメロンソーダっぽい味。
缶のラベルは黒で、爪痕は黄緑色。
モンスターエナジーM3
通常版モンスターエナジーと同等の成分を150ml瓶化したいわば圧縮版。通常版より量が少ないので、少ない量で多くエナジー成分を取りたい人向けとなっている。
ちなみに、成分等の関係からか他のシリーズと異なり栄養ドリンクコーナーで売られてる。
モンスターエナジー カオス
フルーツフレーバーのモンスターエナジー。わかりやすく言うとオレンジジュース味
かつては果汁50%だったが、現在は果汁30%に減少している(ただしエナジー成分や味に変化なし)
缶のラベルはオレンジ色。
モンスターエナジー アブソリュートリーゼロ
ゼロカロリー・ゼロシュガーのモンスターエナジー。糖分の過剰摂取が気になるあなたに。
缶のラベルは黒で、爪痕は銀色。爪痕の後ろに青い煙が描かれている。
モンスターエナジー ウルトラ
2015年夏より販売開始。ゼロカロリー・ゼロシュガーで、スポーツ飲料のような風味。
缶のラベルは白。
モンスターエナジー キューバリブレ
2018年4月より販売開始。カクテルの「キューバ・リブレ」を意識したフレーバーで、早い話がコーラ味。
缶のラベルは黒で、爪痕は赤い縁取りのみが描かれている。
モンスターエナジー パイプラインパンチ
2019年4月より販売開始。フルーツ味の強いフレーバーで、かなり甘い。
しかし、当初の需要を大幅に上回り、供給が不十分になったため一旦販売中止。生産体制が整った2020年3月より再び店頭に並ぶようになった。
缶のラベルはピンク色。
モンスターエナジー ウルトラパラダイス
2020年6月より販売開始。ゼロカロリー・ゼロシュガーで、青リンゴやキウイのような酸味の効いたフルーツ風味。
缶のラベルは緑色。
過去のラインナップ
コーヒーモンスター
「JAVAモンスター」日本版で、250mlと他のモンスターシリーズよりも少ないがカフェイン含有量はJAVAモンスターの2倍近くある。
値段が他のモンスターシリーズ同様200円帯でありながら、味の面であまり一般的な缶コーヒーと差別化が出来なかったためか、現在では残念ながら販売終了となってしまっている。
缶が特殊で表面がざらざらしているのが特徴。
モンスターロッシ
バイクレースの最高峰・MotoGP会場限定配布の非売品で後にヨーロッパ圏内限定発売だった「モンスターエナジー ザ・ドクター」の日本版。史上最多の9回王者であるバレンティーノ・ロッシとのコラボ商品であるため、ロッシという名前で販売されているが、缶にはヨーロッパ版同様「THE DOCTOR」(ロッシの愛称)と書かれている。
柑橘系のフレーバーで2017年夏の限定販売。
余談
日本では薬事法の都合で、日本向けに販売されている製品は若干の成分変更と355mlへの減量が行われているが、味自体に大きな違いはない。
宿命のライバルレッドブルが同価格でありながら185mlと少ないので、コスパの点では勝っているのには変わりない。
またNASCARやダカールラリー、世界ラリークロス選手権、ジムカーナ動画で世界的人気を誇るケン・ブロックなどモータースポーツ界のビッグスポンサーとしても名を馳せる。
特にダカールではレッドブルの支援するチームと真っ向から衝突しているのが見られるため、一見の価値がある。
他のエナジードリンクにも言えることだが、過剰摂取は命の危険にも関わる。
過去には超過剰摂取等が原因の死亡事故も存在するので、用法容量を守って飲みすぎないように注意しよう。
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