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データ

性別
生没年2020.4.27-(3歳)
血統父:バトルプラン/母:テレフォトグラフ(byハーツクライ)
毛色栗毛
オーナー須田靖之
調教師田中守(高知)

概要

ユメノホノオは高知競馬所属の現役競走馬である。

主な勝ち鞍 金の鞍賞 土佐春花賞 黒潮皐月賞 高知優駿 黒潮菊花賞 土佐秋月賞 高知県知事賞

血統

血統は父がアメリカのG2馬バトルプランで産駒はグレード重賞はG3勝ちまでだったが東京大賞典、南部杯3着や南関重賞4勝といった実績を持つ地方の名馬モジアナフレイバー(種牡馬入りもしている)をはじめ、地方重賞馬を10頭出すなどの成果をあげていた。母は地方で53戦13勝をあげており、産駒も地方で中々の勝ち上がりをしている。母父はハーツクライで父としてはジャスタウェイやシュヴァルグラン、リスグラシューとG1馬を12頭、母父としてもエフフォーリアなどの活躍馬を出している。

また、牝系は曾祖母にアメリカの重賞を6勝し、ジャパンカップで5着に入ったマックスジーンがいる。

生い立ち

2020年4月27日に北海道日高町にある槇本牧場で母の3番仔として産まれた。

1歳になると2021年度のセプテンバーセールにて275万円という安値で落札された。競り落としたオーナーによると、ユメノホノオがオーナーをじっと見つめており同行者から逆指名であるから買う事を勧められて購入したという。

2歳

高知の田中守厩舎に入厩し能力試験を合格。新馬戦は1着馬から2秒以上離された4着だったが2戦目の2歳特別戦で7馬身差つけての初勝利。その後2歳特別戦と2歳準重賞をそれぞれ1勝して3連勝を飾り、高知2歳重賞の黒潮ジュニアチャンピオンシップに出走するも前走で破ったハチキンムスメの4着に敗れる。

その後2歳準重賞ともう一つの高知2歳重賞である金の鞍賞に出走しそれぞれ2着馬に8馬身と差をつけて圧勝して2022年度高知最優秀2歳馬に選出され、名実ともに高知2歳チャンピオンに輝く。

3歳

2月から復帰。3歳準重賞を2連勝して年内3戦目に重賞の土佐春花賞に出走する。ここには前走でユメノホノオに3馬身差までくらいついたオブリビッグマミーと門別でデビューし兵庫ジュニアグランプリを含めて複勝率100%という安定した成績と高知の古馬B級特別戦やJRA認定の門別2歳OP戦などを勝利した実績馬デステージョが参戦したが、デステージョに3馬身差をつけて重賞2勝目。(この時ユメノホノオ、デステージョ、オブリビッグマミーの三頭はレースレコードタイムを出していた。)

4月の高知三冠の一冠目である黒潮皐月賞も後方に9馬身差以上つけてデステージョとのマッチレースとなりそれを競り勝つと、準重賞の山桃特別も2着に8馬身差つけて圧勝。

6月の高知優駿も南関重賞を2勝した浦和のポリゴンウェイヴやデステージョ、JBC2歳優駿5着のタイガーチャージ、佐賀皐月賞馬の九州産馬ネオシエルといった他地区からの強豪が出走していた。

レースはユメノホノオが大きく出遅れ最後方におかれるも第2コーナーからじわじわと上がっていき、第3コーナー過ぎで先頭に立つと更に加速していき上がり最速の脚で後続に2.1秒差の大差をつけて圧勝し、高知二冠馬となった。(確認できる限り高知優駿史上最大着差)

また、この勝利によってユメノホノオはレーティング101という評価を得る。(高知優駿勝利時)

そして8月の三冠最後のレース黒潮菊花賞では、綺麗にスタートした他馬から1秒近くの大出遅れし縦長な隊列になっていた所を1、2コーナーでポジションを上げて前の馬群と後ろの縦長な隊列に分かれていたところを後方集団の先頭に立つ。そして向こう正面からスパートを開始し(この時高知優駿以上の上りを出していた。)3コーナーでデステージョを交わして先頭に立ち、必死に追うデステージョと共に後続に9馬身差以上つけてゴールイン。高知競馬史上4頭目の三冠馬となった。(2着デステージョとは1.5馬身差、高知1900mの持ちタイムを0.2秒更新していた)

11月には高知3歳路線の最期の重賞、土佐秋月賞に出走する。この時、吉原寛人騎手は道営記念で騎乗していたエンリルが故障し落馬していたので急遽門別競馬場所属の石川倭騎手に乗り替わっている。

他の出走馬にはデステージョやサンマルーンなどがいたが単勝オッズ1.2倍の一番人気に支持される。

レースはスタート直前に暴れて厩務員を持ち上げるなどのハプニングがあったが陣営の努力もあってある程度改善されたスタートを切る。出遅れて先行争いを諦めたデステージョと共に後方を追走し、800mを切ると大外からスパートをかけはじめ、先行していたサンマルーンを捉えにかかる。サンマルーンも黒潮菊花賞の二の舞を演じぬとばかりに粘るが200mを切った所で競り落とし2馬身半差つけてゴールイン、高知3歳重賞を全て制覇した。なおこの時の勝ちタイム1:43.6はディアマルコのタイムを0.3秒上回るレースレコードであった。

そして12月31日大晦日、高知競馬の総決算高知県知事賞に出走する。

ここには昨年に高知優駿と高知県知事賞を勝ち、今年の高知重賞を3勝したガルボマンボ、元中央馬で日本テレビ盃勝ちや東京大賞典5着の実績があり転入後も圧勝続きのロードブレス(降級制度もあったのでC級とB級以下の準重賞)、4年前の東京ダービー馬で川崎記念2着の実績もあり、高知に転入してからはA級戦や準重賞で好走をしているヒカリオーソ、元中央OP馬のファイアランス、今年の高知三歳路線で好走し続けたデステージョなどかなりのメンバーが揃ったがロードブレスに次ぐ2番人気に支持される。

レースは比較的マシになった出遅れの後、後方でロードブレスやファイアランスをマークする位置につけると2周目の第2コーナーを過ぎて向こう正面の直線からロードブレスと馬体を併せて捲り始める。

ヒカリオーソやデステージョが後から追うも届かず第3コーナーでロードブレスを競り落とすと先行策を取っていたガルボマンボと共に直線に突入する。残り100mを切った辺りでユメノホノオが僅かに抜け出して1/2馬身差で勝利した。

この勝利によってユメノホノオは高知競馬で行われている全ての距離の重賞を制覇し、高知競馬における重賞最多連勝記録を更新(1973年以降の統計)、史上4頭目の3歳馬による高知県知事賞勝利を果たした。また、過去の高知競馬の三冠馬達は三冠を達成した後重賞を勝利することが出来なかったがユメノホノオはそのジンクスすらも打ち破った。

現在、彼の重賞7勝という記録は23世代の中で岩手のミニアチュール、ショウガタップリと並んでトップである。

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23世代

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