ラインハルト・シュナイダーは「NINTENDO64」で発売された『悪魔城ドラキュラ黙示録』と『悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL』のプレイヤーキャラの一人。
Courage, don't leave me.(勇気を出すんだ。俺に付いて来い!)
概要
CV:アンドリュー・ハンキンソン
本作の主人公の1人。
宿命に従い、ドラキュラ伯爵を討伐するために悪魔城にやってきた。
ベルモンド一族の流れをくむ人物で、先祖伝来のムチを携えている。
容姿
年齢25歳。身長183cm 体重78kg。
『黙示録』登場時は、アーノルド・シュワルツェネッガーを彷彿させる厳つい顔つきをしている。もみあげのある金髪ベリーショートで、ガイルやシュトロハイムを控えめにしたような髪型。瞳の色は青。
世紀末っぽい毛皮が付いた灰色のジャケットにユリウス・ベルモンドも付けている赤いスカーフが特徴的。他には黙示録外伝での東方正教会の兵士のコスチュームや、彼のイメージカラーである赤を基調にしつつ、初代のパッケージにあるシモンのコスチュームもある。
『黙示録外伝』では立ち絵が大きく変更され、顔に厳つさはなくなり勇敢な好青年といった感じに。髪型も後ろで束ねたオールバックとなっている。
ちなみにここでの衣装のみ、髪が長めで結んでいる。
服装も上半身を鎧でしっかり固めており、騎士然とした出で立ち。
もっともゲーム中の3Dモデルでの顔グラは変わっておらず、3Dモデルに立ち絵が合わせた形での変更である。
性格
物語開始前の10年前に亡くなった父の教えに忠実であったり、神への祈りを忘れないなど、とても信仰深く律儀な人物である。
同時に、バンパイアになって日の浅いローゼが日の光を浴びて自殺しようとした所をバンパイアハンターでありながら止めるなど本気で無抵抗の者には甘い。
本作では吸血鬼が人間に化けて騙そうとしてくることもあるため、それが命取りになり得る事をローゼに危惧されているが本人は曲げようとしなかった。
冒頭の台詞は、そんなラインハルトの強さと優しさを兼ね備えたラインハルトのそれを表す決め台詞であり、本当にザ・主人公と言える性格である。
武器
ムチ-ヴァンパイアキラー-
アタック1。シリーズお馴染みのムチ。
黙示録では最大まで強化されるとムチのリーチがシリーズ最長(キャラクター約12人分)になり、中距離でも対応可能になる。
黙示録外伝ではパワーアップしてもムチは伸びなくなったが、代わりに歴代シリーズのように見た目が変化するようになり、パワーアップしたかどうかが分かりやすくなった。
攻撃力がキャリーのエネボールより上なので、使いこなせば彼女より素早く敵を倒すことも可能。
エネボールと同じく聖なる力を用いた攻撃であるため、ヴァンプ(吸血鬼化)状態では使えない。
ちなみに作中ではラインハルト編プロローグにて「先祖伝来のムチ」としか表記されていないので、ヴァンパイアキラーであるかは不明。ヴァンパイアキラーであるなら彼も使いすぎると夭逝することになるが…。
彼の父親が亡くなったのもそれが原因なのかもしれない。
継承された経緯といい、いつ真の力を引き出したのかは不明だが、同じような境遇に居るジョナサンは当初、父の考えには反発していた一方で、ラインハルトは最初から受け入れている様子。
ダガー-蒼の短刀-
アタック2。外見的にはショートソードのように見える。
黙示録ではムチの隙の大きさをカバー出来るため、ラインハルトを本気で使いこなすならダガーの使用は必要不可欠。
黙示録外伝ではムチの攻撃発生と硬直が短くなったため、あまり使われなくなってしまった。ヴァンプ(吸血鬼化)状態ではムチが使えないので全く意味がないわけではない。
スライディング
名前の通り。攻撃力はキャリーを上回る。
黙示録外伝では男性陣の仕様変更に合わせて、動作中にアタック1やサブウェポンまで使えるので、ほとんど隙がない。
サブウェポン
歴代シリーズのハートの役割を持つレッドジュエルを消費して使用できる。
使用できるサブウェポンは短剣、斧、聖水、クロス。
ただし黙示録の短剣は威力が低く、クロスはブーメランの性質を持つがレッドジュエル消費量が多くて使い勝手が悪いため、基本的には地上の敵に持続的なダメージを与えられる聖水か、地上・空中関係なくバランスの良い斧を使うのがベスト。
黙示録外伝では連続で同じものを取ると、アタック1と同様にパワーアップするため、基本的にどのサブウェポンでも攻略できるようになった。
余談
『黙示録』自体が後続の作品設定と噛み合っていないということで、彼もなかったことにされてしまっている。
同じくなかったことにされつつも外見と強さで根強い人気がある相方のキャリーに比べると扱いが悪く、不遇。
…だったが、大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにて彼だけスピリットとして登場するという優遇を受けている。
現在では悪魔城ドラキュラシリーズのポータルサイトがリニューアルされ、年表が削除されたため、出演作含めラインハルトがどのような扱いであるかは不明。
開発初期の設定ではシュナイダー・ベルモンドとなっておりベルモンド本家の一人だった。しかしこれは名字と名字の組み合わせになっている変な名前であり、それをファンに指摘されたことで開発終了間際に急遽変更されている(修正が間に合わなかったのか、黙示録のテキストではスタッフロール後のクリア画面にて「シュナイダー」名義で、本来修正されきったはずの黙示録外伝でも死神とのワンシーンだけ「シュナイダー」名義である)。
ちなみに「ラインハルト」はコーネルの姓としても設定されていたもので、こちらも名前と名前の組み合わせになっていた。
関連タグ
悪魔城ドラキュラ黙示録 黙示録外伝 悪魔城ドラキュラシリーズ
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