キャリー・ヴェルナンデスは「NINTENDO64」で発売された『悪魔城ドラキュラ黙示録』と『悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL』のプレイヤーキャラの一人。
Whatever awaits, I have no regrets!(この先に何が待っていても、後悔はないわ!)
概要
CV:ビアンカ・アレン
本作の主人公の1人。もう1人の主人公がアーノルド・シュワルツェネッガーを彷彿とさせる屈強な大男に対し、こちらはごく普通の少女といったところ。
若干12歳にしてドラキュラ伯爵を封印すべく悪魔城にやってきた少女。
『悪魔城伝説』に登場した「サイファ・ヴェルナンデス」の一族の末裔で、強力な退魔の力を秘める。
『血の輪廻』の「マリア・ラーネッド」を意識したキャラクター。
『暁月の円舞曲』や『蒼月の十字架』に登場する「ヨーコ・ヴェルナンデス」の先祖の可能性があるが、真相は謎。
容姿
年齢12歳。身長142cm 体重35kg
髪型は両サイドが広がったショートボブ。瞳の色は真紅。
緑を基調とした布の服とケープを身に着けており、胸元と両腰に赤いリボンをあしらっている。
こちらは普段着と言ったところで、他にも青やピンクを基調としたコスチュームもある。
両腕に魔力で浮いたリングがあり、同様のリングが両腰についている。
黙示録はカメラワークが自由なので、カメラをローアングルにしてキャリーのことを下から覗きまくった紳士は数知れずであろう。
ちなみにスライディングは後述の通り頭から突っ込むタイプなので、当然ながらスカートの中も見える。
普段着の場合は黒のパンストを着用しているのでパンツは覗けないが、ピンクを基調とした服の場合はパンストがキャストオフされる=パンツを見ることができるので、これでもかというくらいに下から覗いたり、無意味にスライディングなどをして堪能することができる。
本記事の性格欄におけるイラストでキャリーが冷たく言い放つのも無理のないことである。だがそれが良い。
また本作では吸血鬼に噛まれ続けると顔色が悪くなり『VAMP』という異常ステータス、吸血鬼になりかけている状態となる。この状態で深夜0時になるとキャリーは身体中の血液が汚染されてしまい、吸血鬼へと変身してしまう。
ロリ吸血鬼へと変貌したキャリーは白目であり、口の中にも鋭い牙を生やし、他の吸血鬼と同様に人間の生き血を求めていると思われる。
性格
12歳の女の子であるにも拘らず、ゾンビや吸血鬼や魔物の蔓延る薄暗い悪魔城に怯えもせず、ギロチンのような殺人トラップを掻い潜りながら自らの使命に基づいて戦う、常人離れした精神力を持っている。
悪魔城付近をうろつくだけでも精神力を削られそうなのに、追い打ちをかけるように敵の卑劣な襲撃を受けることもある。しかし、それでもなお彼女の心が折れることはない。
冒頭の台詞はゲーム開始時に呟いた決意の言葉であり、いかにこの言葉が本気かが身に染みて伝わってくる。
これでも元々は何気ない日常生活を送っていたが、養母が目の前で命を落としたことがきっかけで、退魔の力が目覚め、自らと同じ不幸な境遇を辿る者が現れないようにと決意して、現在に至るようである。
なお養母が亡くなってからドラキュラ城に来るまで2年も放浪していたらしい。
また、回復アイテムが「ローストビーフ」と「ローストチキン」なので、豪快な食べ物をガッツリと口にして一息ついている様子を思い浮かべると、なかなかにシュールである。
ただし、なんだかんだで年頃の女の子っぽいので、子ども扱いされるとムキになったり、敵の口車に載せられてしまうと言った幼さならではの要素も持っている。
黙示録・黙示録外伝でのノーマルコスチュームはかなり地味ではあるが、黙示録でのスペシャル3の獲得で着るスペシャルコスチュームや、黙示録外伝での新衣装であるアナザーコスチュームはなかなかにお洒落。
武器
エネボール-退魔の光球-
アタック1。光の弾を掌から放ち、相手めがけて飛んでいく誘導弾。
チャージすることで威力と追尾性能が強化され、パワーアップアイテムを取ればその最大威力が強化される。
これを放ちながら敵の攻撃を回避する、の繰り返しをするのが基本戦術とされている。
黙示録外伝ではロックオンシステムの変更の弊害で、中距離からでないとエネボールが敵を追尾しなかったり、黙示録と比べて初速が速いために壁や入り組んだ地形では障害物などに当たって不発となりやすいため、背を向けながら攻撃する事が難しくなった。
ただし、フィールド内には最高2個まで残存できるようになっていたり、連射が効くようになったので一長一短。
エネボールは『VAMP』状態になってしまうと使えなくなるので注意。
リング-退魔の光輪-
アタック2。両手首に嵌めた腕輪を持ち、それで相手を直接攻撃する近接武器。魔力が備わっているからか、嵌めていると言っても厳密には両手首付近に常に浮いている形を取っている。
現実世界の武器で例えるなら圏もしくはチャクラムと言ったところ。
黙示録外伝では黙示録と比べてエネボールが少し弱体化したため、極めて重要な生命線と化している。こちらは『VAMP』状態でも使用可能。
スライディング
その名の通りの技。ただし、よくある脚から滑り込むのではなく、前述の通り頭の方から滑り込む。
威力はラインハルトより低い。
黙示録外伝では男性陣のラインハルト、コーネル、ヘンリーは仕様変更でアタック1もサブウェポンも使えるが、彼女だけアタック2しか使えない。
サブウェポン
短剣、斧、聖水、クロス等の伝統武器を使える。キャリー自身の技が安定しているので、使うとしても聖水や斧ぐらいが一番。
逆に聖水・斧以外のアイテムを間違えて取ると、サブウェポンの役立ち度に影響が出ることも。
前述にもある通り黙示録外伝ではスライディング中には使用不可。
ただし、4つとも同じ物を連続で取得すればアタック1のエネボールと同様レベル・パワーアップするため、他のサブウェポンでも攻略は難しくない。
余談
彼女自身は根強い人気を誇っているものの、出演作である『悪魔城ドラキュラ黙示録』シリーズが後付の設定により後続のシリーズと噛み合わなくなり、パラレルワールド扱いにされて出演の機会を失うといった不遇な扱いを受けている。
更には相方が大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにスピリットとして参戦していたり、蒼き三日月がジャッジメントに参戦している一方で、彼女は未だに黙示録・黙示録外伝以外に出演していない。
ちなみに同じような境遇にマルスも居たりする。
開発中の初期設定ではヴェルナンデス所縁の設定はなく、生まれつきの超能力者という設定だったらしい。
この辺りは別のホラー映画の影響を受けていると思われる。
また、その際のフルネームもキャリー・イーストフィールドだったり、退魔の力ではなく破壊の力だったりする。
ドラキュラ城に向かう理由も自分の力に何か関係があると感じたのみで、特別討伐・封印する気もないなど大きく異なる。