CV 大木民夫
概要
ルパン三世TVスペシャル『ロシアより愛をこめて』に登場するキャラクター。
グリゴリー・ラスプーチンの孫を自称する新興宗教団体の教祖。
某国の大統領やマフィアのボス等、各界の著名人から優秀な霊能者として崇められており、その発言力は絶大。
しかしその予言はインチキで自身の名声を利用して権力を意のままに操り金儲けをしている悪徳詐欺師である。
更にコカインの密売にも手を出している。
人体の穴という穴に指を突っ込む悪癖を持ち、劇中でも口や耳等にひたすら指を突っ込んでいる。
しかしそれを応用して素手で人間の急所を的確に突き、骨を砕く等高い戦闘力も併せ持っている。
また、予言はインチキだが”相手の心を読みとる”という本物のテレパシーを持っており、これを利用することで信者達から絶大な信頼と信仰を得ている。
前述のインチキ予言も相手の心を読んで話を合わせているため、相手からすれば文字通り心を見透かされている神のような存在に見えてしまうのである。
この能力は戦闘でも有効で、劇中では心を読むことで次元の正確な射撃を至近距離で完璧に避けている。
劇中ではロマノフ王朝の500トンの金塊を狙い、ラッキー達を雇い金塊を手に入れようとする。
裏から指示や根回しをしていた他、五ェ門の斬鉄剣を奪い手駒にするなど暗躍。
ラッキー達の活躍もありルパンや不二子達を出し抜き金塊を手に入れるが、その際雇ったラッキー達も一緒に始末しようするなどその本性を本格的に露見させ始める。
最終的にはシベリアの奥地にある自身の本拠地に金塊を運び入れるが、ルパン一味を始め、単身もぐりこんでいたジュディ、金塊を取り返しにきたドンビーノ等の思惑が入り乱れ、ルパン一味に金塊を奪い返されてしまう。
そんななかビッグの復讐に燃えるラッキーを返り討ちにし、前述のテレパシーでルパン達を追い詰めるが、ルパンの「頭を空っぽにして何も考えない」という奇策に対応できず眉間を撃ち抜かれるが、最後の力を振り絞り人体発火現象を引き起こしてルパン達を道連れにしようとする。
しかし、失敗して自身だけが焼死する末路を迎えた(その際、彼の金塊への異常なまでの執着心を表すかのように、発火の熱で溶けた金塊が彼の指の形となって遺されていた)。
余談
彼が最後に唱えた呪文の元はさよならはダンスのあとでを逆さから読んだもの。