「おいしすぎて、ほっぺたおちちゃうから!」
作品解説
プレコミックブンブンにて掲載されていた漫画。作者は小鳩まり。
元々は2006年6月6日発行プレコミックブンブン6月号にて掲載された読みきり作品だが、読者(主に女児)から好評を得て、同年11月6日発行11月号から連載をスタート。2007年10月6日発売の10月号まで連載された。全12話。話数カウントは「レシピ〇〇」。
世界観
パティシエが最も尊い職業とされる世界。パティシエたちは"スイーツプチモンスター(プチモン)"と呼ばれる生き物を自在に操りスイーツを作りだしていた。
プチモンをすべて集めた『グランド・パティシエ』は、『パティシエ・キャッスル』で働くことを許される。彼らのスイーツは人々に笑顔を与え、一国を動かす力をも秘めている。
あらすじ
読み切り版
少女エルシーは幼い頃からスイーツとプチモンが大好き。自身もパティシエになるべくスイーツ魔法学校フォンダリー学院に通っている。
3年生への進級試験の日、エルシーは伝説のプチモンが入ったレシピ本をたまたま手にする(正確には他生徒のレシピ本と異なる輝く装丁が施されていたため、伝説のプチモンではないかという予想)。しかし、そこから出てきたのは想像していた伝説のプチモンの外見とはかけ離れた、小さいウサギのようなプチモン「シャンティー」だった。
進級試験の内容は、学院が用意したプチモン相手にスイーツバトルをし勝利すること。しかしまともなショートケーキすら作れないエルシー、シャンティーは苦戦。勝負を諦めかけたエルシーだが、必死に頑張るシャンティーの姿を見て、かつて母親から「美味しいケーキは心をこめて優しく優しく、プチモンと一緒に作っていくもの」だと言われた記憶が蘇る。
心を一つにして作り上げたケーキで、見事エルシーは進級試験に合格。3年生へ進級し、エルシーとシャンティーは国中のプチモンをコレクトする旅に出る。
連載版
プチモンをコレクトする旅に出る為、エルシーが故郷であるアプリコットタウンへ帰ってくるという、読み切り版の続きの時間軸から始まる。内容は各回ごとにエルシーとシャンティーがたどり着いた町や森で人との出会いや冒険を繰り広げ、新たなプチモンをコレクトしていくという一話完結の冒険譚。
登場人物
主人公とそのプチモン
エルシー
この物語の主人公。スイーツ魔法学校フォンダリー学院の3年生で、茶髪ロングヘアの少女。年齢は不明だが10代前半ほどの印象をうける。頭(額)に着けたヘアバンドが特徴。
少々子供っぽくドジで抜けている面が目立つが、素直でやや天然な普通の少女。学院の進級試験にて偶然にも光輝くレシピ本を手にし、シャンティーと出会う。プチモンとスイーツ作りが大好きだが、スイーツ作りの実力はまだ粗削り。しかし回が進むごとに腕が上がっていく。
プチモンの強さ以前に「心を込めてスイーツを作る事」を何よりも優先すべき信念としている。これは幼少期のスイーツ作りに対する母親の姿勢の影響が強い。決め台詞は「おいしすぎて、ほっぺたおちちゃうから!」。
同校のルキに片思いをしている事を隠しておらず、たまに姿を見かけると舞い上がっている。一方でセラに片思いをされているが、こちらにはまったく気づいていない。
シャンティー
エルシーの初めてのプチモンであり、最も信頼を寄せているパートナー。耳の長いウサギのような外見をしたショートケーキプチモン。エルシーが手作りしたピンクのギンガムチェックのバンダナを首に巻いている。
フォンダリー学院校長の言葉と、他とは違うレシピ本の光り輝く装丁から『伝説のプチモン』だと言われているが、詳細は不明。だが時折エルシーの気持ちに呼応するように体が光り輝き、驚異的な力を発揮することがある。鳴き声は「モキー」。
パウリン
モモンガのような外見をしたパウンドケーキプチモン。アプリコットタウン出身。
非常に食いしん坊で目の前に出されたスイーツにすぐ飛びつくため、レシピ6にてカミュから「おそろしく弱い」と酷評をうけた。しかしその自覚はあるらしく、エルシーが寝静まった後に後述のモモシャンと一緒に特訓をしていたことも。鳴き声は「チュチュル」。
ドーナ&ナッチュ
ドーナッツ村の湖にて2匹で仲良く助け合って暮らしていたドーナッツプチモン。パンダやウサギを髣髴とさせる外見をしており、ナッチュは可愛らしい愛嬌のある顔、ドーナはややニヒルな顔をしている。ナッチュはイチゴ、ドーナはチョコをトッピングしたドーナッツが得意。
ナッチュは元から人懐こい性格だが、ドーナは住みかを人間に奪われたため人間嫌い。だがのちに態度が軟化。2匹で1匹扱いなのかルール上の問題なのか、1対1のバトル中に2匹で戦ってもお咎めがない。鳴き声は「りゅー」。
モモシャン
ショートケーキの里出身のショートケーキプチモン。シャンティーによくなついている。まだ子供のため他のプチモンと比べると体長が半分ほどで、作り出す桃ショートケーキも一口サイズ。同種族だけあって外見はシャンティーに似ているが、シャンティーが苺の帽子なのに比べてモモシャンは桃の帽子、シャンティーより目が大きく潤んでいるなど特徴がある。鳴き声は「モキュ」。
カヌレ
チェリーブロッサムの丘で出会ったカヌレプチモン。元々はアンジーという少女のプチモンだったが、そうとは知らなかったグランド・パティシエに勧められる形でエルシーがコレクト。後にアンジーとも和解し、正式にエルシーのプチモンとなった。鳴き声は「ポコプー」。
マドレーヌ
焼き菓子の町に生息するマドレーヌプチモン。丸いインコのような外見で、作中では複数登場。パティシエに勝負を挑まれると一羽が対応、その隙にもう一羽がフルーツを取ってくるなど、野生ならではの連携がとれている。カミュいわく「この村のマドレーヌは強い」らしい。鳴き声は「ピャピャー」。
ババローニョ
ババロアタウンにあるババロア店『ババローン』で大切に育てられていたババロアプチモンの赤ちゃん。ゾウ型。アルバイト用に貸し出されるプチモンのうちの一匹で、ぐるぐるほっぺが可愛いと感じたエルシーによってアルバイトのパートナーに選ばれた。アルバイト後に店長の厚意でコレクトさせてもらう。鳴き声は「パウー」。
バナーチュ
ロールケーキの花畑で暮らしていたロールケーキプチモン。おそらくネズミがモチーフ。いたずら好きで、ロールケーキの花畑に迷い込んだ人間を仲間と共にからかって遊んでいた。バナナをトッピングしたバナナロールケーキが得意。鳴き声は「チュイー」。
サブキャラクター
カリア
スイーツ魔法学校フォンダリー学院の3年生。エルシーの親友。緑髪ツインテールの褐色少女。
ちょっと生意気でおしゃまな性格で、ファッションやオシャレが大好き。アプリコットタウンでは大量の洋服を買い込み、ロールケーキの花畑で再開した際も大量の服を入れたトランクを持っていた。
自分の意見を包み隠さず正直に言うタイプなのでエルシーと衝突することもあるが、なんだかんだで面倒見がいい。
ショコラ
カリアの最初のパートナー。トイプードルのような見た目のチョコレートケーキプチモン。鳴き声は「キャウー」。
ベリーチュ
ロールケーキの花畑で暮らしていたロールケーキプチモン。エルシーのバナーチュと同じタイミングでコレクトした。苺をトッピングした苺ロールケーキが得意。鳴き声は「チュイー」。
セラ
スイーツ魔法学校フォンダリー学院の3年生。エルシーの友達。金髪ショートヘアの少年。エルシーに片思いをしているが、そのエルシーが同校のルキに片思いをしていることを知っており、ルキに一方的なライバル心を抱いている。
シュー
羊型のシュークリームプチモン。おそらくセラの最初のパートナー。鳴き声は「シュー」。
ババロッティー
ババロアタウンにあるババロア店『ババローン』のババロアプチモンの赤ちゃん。エルシーのババローニョ同様アルバイト用に貸し出されるプチモンのうちの一匹で、アルバイト後に店長の厚意でセラがコレクト。鳴き声は「パウー」。
レン&ゲン
アパレイユ学院のパティシエ。大阪弁。仲のいい2人組の男子。いわゆる悪ガキで、他人に嫌がらせをしたりからかって遊ぶのが好き。フォンダリー学院を敵視している。またプチモンコレクトの為なら手段を選ばない節がある。同校で優等生のジュリアの事を「冷酷女」と呼び、苦手としている。
プディー
ゲンのパートナー。カエル型のプリンプチモン。鳴き声は「プワー」。
グラッセ
レンのパートナー。ペンギン型のアイスクリームプチモン。鳴き声は「ペン!」。
ジュリア
アパレイユ学院の生徒。常にクールで無表情、感情を表に出さない性格。ケーキの腕前と勉強に関してはエルシーと同じ年とは思えないほど優れており、自他共に認める『アパレイユ学院の優等生』。
実力は高いのだが思ったことを口に出し過ぎる性格で、少々高慢で上から目線であり、大会で優勝した際のコメントで「(他の選手は)相手になりません。」と言ったり、バトル中にため息をつきながら「そろそろ勝たせてもらうわ。」と言ったり、意識しているのか無意識なのか挑発が多い。
ハニーハニーランドで輝くレシピ本を持つエルシーを見かけてバトルを挑み、その一件でエルシーからはライバルと思われてしまう事に。なにかとシャンティーに頼りがちなエルシーとは違い、コレクトしたプチモンを全体的にバランス良く育てており状況に応じてプチモンを使い分け柔軟に対応する。
ムーガルン
小型カンガルーのような外見のムースポケモン。おそらくジュリアの最初のパートナー。ジュリア共々レベルが高く、「ビューティーケーキ創作大会」で作り出した「おやゆび姫のムース」は優勝を飾った。鳴き声は「ムルー」。
チョクレア
カニ型のエクレアプチモン。鳴き声は「チョキー」。
パミラ
草食恐竜のような外見のパイプチモン。鳴き声は「ガゥー」。
バームン
フェレットのような見た目のバームクーヘンプチモン。鳴き声は「クピュー」。
関係者
エルシーの母
料理上手で、相棒のプチモン・マローと協力して作る木苺のモンブランが得意料理。
マロー
コアラのようなモンブランプチモン。エルシーの母のパートナー。モンブラン山脈出身。鳴き声は「クリリ~」。
エルシーの父
職業は粉師。娘の事をエルと呼んでおり、自作のトッピングエッセンスのセットを贈った。仕事が忙しくなかなか家に帰ってこられないようす。
ルキ
フォンダリー学院の優等生かつ整った顔立ちの美少年で、女の子の憧れの的。フォンダリーの生徒の中で最もグランド・パティシエに近いと言われている。クールかつ自信に満ちた物言いをする。
フリュイ
小鳥型のタルトプチモン。ルキのパートナー。大会で出した一度目のタルトで瞬殺するなど、ルキと同じく非常に優秀。
その他パティシエ&プチモン
フレリオ
ドーナッツ村の少年。プチモンがいない半島で育ったため、エルシーのプチモンを見てテンションが上がっていた。
おじいさん
湖近くの木の家で暮らす老人。「ドーナッツ半島にはプチモンがいる」と言い何年も1人で湖の掃除をしていることから村では変わり者と称され、子供達からはうそつきじーさんと呼ばれている。
シャードン
ショートケーキの里に住んでいるショートケーキプチモン。色黒で体が大きく、コーヒー豆のような帽子を被っている。モカショートが得意。
ババロア店ババローンの店主
大繁盛しているババロア店のオーナーの女性。快活で元気。人手が足りず、アルバイトを募集している。
アルフレド
パティシエ・キャッスルでグランド・パティシエとして働く青年。チェリーブロッサムの丘出身。美形で温和な青年。腕前も相当なもの。アンジーという名の妹を気にかけている。
チューリ
レアチーズプチモン。アルフレドのパートナー。小さなコック帽を身に着けたサルのような外見。
アンジー
アルフレドの妹。小さな頃から病弱で療養生活を送っていた故に両親や兄に甘やかされて育ったため非常にワガママ。パティシエを目指しているがプチモンとの接し方がわからず、スイーツ学校の試験も落ちてばかりいる(だがスイーツ学校で配布されるはずのレシピ本は所持している。兄の影響だろうか…?)。素直になれない性格。
クックル
クッキープチモン。アンジーのパートナー。リスのような外見で大きく丸いクッキーの尻尾を持つ。持ち主のアンジーに厳しく叱責されていたが、チェリーブロッサムの丘の一件でアンジーと良好な関係になったようす。鳴き声は「チュチー」。
プチモンドクター
本名不明。焼き菓子の町で『プチモンホスピタル アロエ』というプチモン専門の病院を経営する、世界的にも珍しいプチモンドクターの男性。カミュの実父。
カミュ
プチモンドクターの家に生まれ、自らもドクターを志す少年。ゴーグルで前髪を搔きあげてスケボーを乗り回すなど素行は派手だが勤勉家で、ドクターになるための努力を惜しまない。プチモン専用の風邪薬も作れる。
ザット
アメの町に住むパティシエの青年。世話になった姉の結婚式のウエディングケーキを届ける最中にアメの警報が発令、事情を知らなかったとはいえエルシーの余計な世話によりケーキを台無しにされ、不本意ながら2人でウエディングケーキを作り直す事になる。
フルポン
ザットのパートナー。フルーツケーキプチモン。
ザットの姉
ザットにとって母親代わりだった人物であり、優秀な粉師でもある。素晴らしいウエディングケーキを作ってくれたエルシーにお礼と称してキャンディーのエッセンスを渡した。
ジャスファ
アントワール学院の生徒。巻き髪のお嬢様で、SSB大会の出番の後にエステの予約を入れていた。
アイリー
アザラシ型のアイスケーキプチモン。ジャスファのパートナー。鳴き声は「ピュー」。
ダージット
アントワール学院の生徒。黒髪のお坊ちゃまで、SSB大会の出番の後に叔父と食事の約束を入れていた。
クルッペ
フラッペプチモン。かき氷の容器の中に入ったゴマフアザラシのような見た目。ダージットのパートナー。
マリウス
SSB大会でエルシーの対戦相手になった少年。アパレイユ学院所属。
シャリーナ
ロップイヤーまたはダックスフントのような見た目のソーダシャーベットプチモン。鳴き声は「シャリリ~」。読者からのハガキを参考に描き起されたプチモン。
スイーツバトル
1・バトルが始まると、それぞれのパティシエのプチモンが順番にスイーツを出し合う。
2・スイーツをグレードアップさせていき、どちらかのプチモンが相手の作ったスイーツを食べてしまうまでそれを続ける。
4・プチモンの入れ替え、トッピングエッセンスの使用も可。
3・相手の出したスイーツを食べてしまった方が負け。
パティシエ同士のバトルは上記のルールで進められていくが、野生のプチモンとのバトルはルール無用らしく、順番を飛ばして一方的にスイーツをグレードアップしていく展開がある。
また作中で詳しい説明はされていないが、任意の皿を呼び出す呪文「ディッシュ」、ラッピングをする呪文「リボン」など、飾り付け関連の魔法も自由に駆使していいと思われる。
用語
スイーツプチモンスター
通称プチモン。世界各地に分布している魔法のような力でスイーツを作りだす事が出来るモンスター。スイーツと動物を掛け合わせたような見た目の生物で、小型犬ほどの大きさのものがほとんど。プチモンにはスイーツの種類があり、通常は自分の種類をベースとした1種類のスイーツしか作る事ができない(プリンプチモンならプリンのみ)。パティシエと力を合わせる事によって、プチモン単体で作るよりも美味しいスイーツを作ることが出来る。
レシピ本
プチモンをコレクト、召喚などが出来る魔法の本。
プチモンとの相性や所有者のレベルに合ったレシピ本しか手にすることが出来ず、レベルに合わない人間が触れるとすごい力で弾かれる描写がある。本を開くと所有者の衣服が製菓に適した格好(エプロンやコックコートなど)に変わる。「基本呪文+プチモンの名前」を唱えるとレシピ本の中にいる任意のプチモンを呼び出すことが出来る。
コレクト
プチモンをレシピ本の中に収めること。プチモンとのスイーツバトルに勝利し、「プチモンコレクトポワポワポン」と呪文を唱えるとレシピ本にプチモンが吸い込まれていく仕組み。
グランド・パティシエ
すべての種類のプチモンを集め、自分のレシピ本を完成させたパティシエのこと。
グランド・パティシエになると『パティシエ・キャッスル』で働くことが許される。彼らの作るスイーツは食べた人に最高の笑顔と元気を与え、一国を動かす力も秘めているといわれるほどの『奇跡の絶品スイーツ』となる。
パティシエ・キャッスル
世界一のスイーツパーク。グランド・パティシエしか勤務する事が出来ず、ここで働くことはパティシエたちの最高の名誉とされる。大きな西洋風の城の外見をしており、詳細は不明だがスイーツ工場のようなものだと考えられる。
プチモンドクター
プチモンを診る専門のドクター。世界的に数が少ないらしく、作中でも「あまりいない」と語られている。薬も小さなケーキであり、生クリームのような粘性のある液を注射器の代わりに絞り袋を用いて体内に注入するなど、スイーツプチモンならではの独特な治療を行う。
粉師
トッピングエッセンスを作る職人。パティシエと違い、スイーツを作る機会はあまりないらしい。一流の粉師が作ったエッセンスは、一流のパティシエしか使いこなせない。エルシーの父親も粉師であり、彼女が持っているエッセンスは父親が作ったもの。
トッピングエッセンス
プチモンの力だけで作り出すスイーツというにはプチモンの種類に応じたプレーンなものだが、トッピングエッセンスを使う事で他のスイーツの要素をプラスできる。
エッセンスは基本的に小瓶に入っており、バトル中のプチモンに上から振りかけることで使用可能。パティシエはいくつかのトッピングエッセンスを箱に入れて常備しているらしい。エッセンスは専門の店で購入可能。
例)ショートケーキプチモンであるシャンティーのみの力で作り出せるのはスポンジと生クリームの上に苺の乗ったオーソドックスなショートケーキだけだが、シャンティーにマロンエッセンスをプラスすることで、栗の乗ったマロンショートケーキを作り出すことが出来る。
フレーバーを追加するもの以外に「凝固エッセンス」というスイーツを固めるエッセンスなどもある。
スイーツ学園
パティシエ養育機関。作中では「フォンダリー学院」「アパレイユ学院」「アントワール学院」の3つの名前が登場。学院ごとにレシピ本の呪文が違う。(ジュリアなど一部呪文を言わない生徒もいる為詳細は不明)
フォンダリー学院
校長はマル・マリルという年配女性。発信は不明だが「可愛い女の子が多い」というウワサが流れているらしい。呪文は「スイーツマジカルポワポワポン」。
アパレイユ学院
校長はセレブ風な女性。フォンダリーをやたらライバル視しているらしい。呪文は「スイーツマジカルチュラチュラポン」。
アントワール学院
詳細不明。生徒がダージット&ジャスファしか描画されていない且つその2人がセレブのため、セレブ校の可能性がある。
SSB(スペシャル・スイーツ・バトル)大会
年に一度、5つの学園の名誉をかけて戦う学院対向型の大会。個人戦、コラボ戦、デザイン戦などの種目があり、各学院の学生がスイーツバトルで戦い、学園長やグランド・パティシエによる判定で勝者を決める。エルシーの発言からおそらく1、2年生はプチモンを持っていないため出場することは出来ず、各学院の3年生のみで戦うものだと思われる。エッセンスの出店なども出てお祭り状態となるため、町を挙げたイベントの可能性が高い。
作中に登場する町
アプリコットタウン
レシピ1にて登場。エルシーの故郷で、西洋風ののどかな街。
ドーナッツ半島/ドーナッツ村
レシピ2にて登場。大陸からドーナッツの形に突き出た半島と、その半島の中にある小さな村。プチモンが生息していないとされている。村には元々2つの湖があったが、村に移住者が増えてきた事で住人たちが湖の1つを埋め立てて畑にした。もう1つの湖も水質汚染が進んでいる。
ショートケーキの里
レシピ3にて登場。ショートケーキプチモンが多数生息しており、一年中果物や木の実がなっている不思議な場所。
ババロアタウン
レシピ4にて登場。ババロアで出来た像を町中に展示する『ババロア祭り』が開かれている。さっぽろ雪まつりをイメージしていただけるとわかりやすい。
チェリーブロッサムの丘
レシピ5にて登場。名の通り街の至る場所に桜が咲いている街。
焼き菓子の町
レシピ6にて登場。プチモンの診療所がある。
ハニーハニーランド
レシピ7にて登場。あらゆるものがスイーツでできたスイーツのテーマパーク。『凝固エッセンス』というエッセンスでスイーツを固める事により作られている。『ビューティーケーキ創作大会』などのイベントが開催される。
アメの町
レシピ8にて登場。たまに空からアメ(飴玉)が降ってくるため、警報が鳴る。
ロールケーキの花畑
レシピ9にて登場。巨大なロールケーキの花が生い茂っており、ロールケーキプチモンが多数生息している。花畑の中は迷路のようになっていて、一度迷い込むと脱出するのは容易ではない。
関連タグ
ポケモン…設定がよく似ているが、それを言ったらモンスター物はすべてパクリということになるので今更。当時はドーナとナッチュがプラスルとマイナンに見える等の意見も上がっていたが、後世でもっと似てる奴が出てきた。当然ドーナとナッチュのほうが先なのでパクリではない。