CV:田中あいみ
「ワシはリューズ・ビルマ、見ての通りの老いぼれですじゃ」
(注意)
「リューズ・ビルマ」は書籍版での表記。web版での表記は「リューズ・メイエル」となっている。
アニメは書籍版を下敷きに製作されているので、この記事は書籍版表記に準拠する。
人物像
目鼻立ちの整った、愛らしい顔立ちの小さな少女。薄赤の長い髪はウェーブがかっており、耳は長い。ぶかぶかの黒いローブを羽織っており、手が袖から出ていない。
外見年齢は11、2歳といったところだが、おかしなほど老成した態度をとる。
メイザース領の『クレマルディの聖域』の代表であり、ガーフィールとも長く深い付き合いがある。
実年齢は百歳を超えている。
余談
リューズを演じる田中あいみ氏は、リゼロ一期にもプラム・リッシュ役で出演している。
(スタッフロールでの表記は「カドモンの娘」。一話でスバルに十円玉マジックを見せてもらった迷子の女の子)
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以下、4章(アニメ2期)のネタバレ
「ベアトリス様。よろしければ、洗濯物を畳むのを手伝っていただけませんか?」
かつて『聖域』にリューズ・メイエルという1人の平凡な少女が住んでいた。
彼女はただの村娘だったが、ベアトリスとの交流があり、ベアトリスにとってリューズは唯一の友人と呼べる存在だった。
しかしある日、『聖域』に「憂鬱の魔人」ヘクトールが来襲する。初代ロズワール、そして「強欲の魔女」エキドナが対応するが、2人はすぐに劣勢に追い込まれる。
ヘクトールに対抗する唯一の手段は、『聖域』の『結界』だった。
リューズは生まれ育った『聖域』を守るために自らの身を『結界』の核として捧げ、これによりベアトリスは唯一の友人を喪った。
「ありがとう。――さようなら、ベティー」
その後、エキドナの不老不死計画の一環で、エキドナの記憶と知識を焼き付け、生を繰り返す器としてリューズの身体が利用され、リューズの複製体(クローン)が生み出され続ける機構がつくられた。オリジナルのリューズの身体はクリスタルに封じられている。
だが、諸事情によりその実験は不成功に終わってしまった。エキドナは改良を試みるも、実験が成功する前に彼女が「嫉妬の魔女」に滅ぼされてしまったため、実験は中断された。
その結果、リューズの複製体が生み出され続ける仕組みだけが残った。
増え続ける器の管理のために、一部の個体には元々ある程度の人格が植え付けられている。人格を植え付けられている個体は、交代制で聖域の代表者としての役割を果たしている。それら以外の複製体は最低限の知識しか持たない赤子も同然の状態で、『聖域』の目としての活動をしている。
書籍版、及びアニメ版では人格のある個体はそれぞれ「アルマ」、「ビルマ」、「シーマ」、「デルマ」を名乗る。web版ではオリジナル以外も全員がメイエルを名乗り、人格のある個体にはそれぞれスバルによりギリシア文字にちなんだ名前がつけられた。