概要
第31話にて初登場した(実は第9話にも回想で登場していた)捕獲レベル27の巨大甲殻獣類。
元々は海岸に生息しているが、余りの大食漢ゆえに更に大量の食料を求めて陸地の奥まで進出してきた。
見た目は全身が岩の巨人で一般的なイメージのゴーレムだがれっきとした生物。肉はほとんど脂肪だが珍味。それよりも甲殻は超硬タンパク質の表皮に美炭酸カルシウムが付着しており、加工すれば世界一硬くて美しい「完美大理石」にできる。
作中ではリーガル島の黒草の草原(ブラックカーペット)にて3体が出現し、草食獣を手当たり次第に捕食したのちトリコ一行にも襲いかかる。
一体目はトリコが右腕の5連釘パンチで倒し、二体目はトリコを踏みつぶそうとした所でテリークロスが一瞬怯ませ、リンは間違えてバトルフレグランスで興奮させてしまったが、ロックドラムの甲殻の真の価値を知ったサニーによるフライ返しのカウンターで吹き飛ばされる。
三体目はサニーを警戒して遠距離から甲殻を剥がして投げ飛ばしたがこれも髪ネットでガードされたうえで反射され、怒りの余り突撃したのが災いして髪ロックで拘束されてしまった。
だが二体目はサニーがノッキングし忘れていたため立ち上がり、渾身の蹴りでトリコ一行をお返しと言わんばかりにリーガル島各地に吹き飛ばした。
その後スタージュンのGTロボに殺害された模様。
亜種
いずれも『グルメサバイバル』などのゲーム版に登場。
- メタルロックドラム
体表の殻が黒光りする硬質の鉱物に変わった個体。その殻は周囲の岩場への擬態に役立っているほか、一流の職人の手により作られる調理器具の材料として肉以上に高い価値がある。なお、肉は天然のジャーキーに例えられるほど非常に固く、余程顎の力が強いかバカでない限り食べるのは困難。
- ロックドラム稀少種
ごく稀に誕生する殻がクリスタル状の個体で、頭頂部に一本角が伸びる。透き通るような美しさだが、見た目と裏腹に凶暴さにも磨きがかかり捕獲は困難。
- アイスロックドラム
外見は稀少種に似ているが、こちらは永久凍土の氷山で生まれ、全身を氷で覆ったロックドラムの一種。透き通るような美しさと磨きがかかった凶暴さも類似するが、捕獲レベルは通常種よりも低い。
- ヒートロックドラム
溶岩で出来た殻を持つ種で、体内から湧き出たマグマが隙間から垂れている。常に熱せられていた殻は、調理の際の火種として利用できる程の熱を帯びている。
- プラントロックドラム
植物に覆われた体を持つ種。その栄養価の高い草に釣られて近寄る獲物を手当たり次第に食らう獰猛な奴。