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初代

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1962年発売。アメリカ市場を意識したオープンカーとして登場した。一般的にエランと言えばこのモデルを指す。

コンパクトな車体に、当時はまだ一般的ではなかったDOHCヘッドのエンジンを搭載したスポーツカー。排気量は当初1498ccだったが、後に1557ccも登場し、製造時期によって仕様が異なる。

駆動方式はFR

流麗なデザインと上質な走りで人気を博し、ロータスのブランドイメージを方向づけた名車である。世界中のモータースポーツでも活躍し、今なおクラシックカーレースなどで定番となっている。

シャーシの設計はトヨタ2000GTに参考にされた他、全体的なパッケージングはユーノス・ロードスターの誕生に影響を与えた。

1975年生産終了。

二代目

時を経て1990年に発売。発表は上記のユーノス・ロードスターと同時期である。小柄なオープンカーである事は初代と同様だが、最大の相違点は駆動方式がFFになった点である。

また、エンジンはいすゞジェミニのものを搭載した。

これは当時ロータスがいすゞにサスペンションの技術提供をしていた協力関係から採用されたものである。

スポーツカーとしての完成度は高かったものの、FF化が市場に受け入れられず販売は苦戦。先述のユーノス・ロードスターが初代エランが築いた「古き良きライトウェイトスポーツの復権」として市場を席巻したのとは裏腹に、本車は皮肉にもロータスのブランドイメージに足を引っ張られる格好となった。1995年に生産終了。

起亜自動車ではエラン、ビガートとして販売されていた。

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