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ローブ・デコルテ

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ろーぶでこるて

ローブ・デコルテとは、18世紀のフランスが発祥とされたイブニングドレスで最も正式なものを指し、女性の夜の正式な礼服として着られるドレスのこと。

説明

フランス語でローブは「ドレス」を、デコルテは「肩・胸・背中をあらわにした」という意味。その2語を繋いだ「ローブ・デコルテ」は、床につく裾丈で、襟元が広めに開いた、胸元や肩ときには背部も見せるドレスのことである。

男性の燕尾服に相当する夜の礼服で、晩餐会舞踏会、夜会、観劇などの際に着用される。その際には、ドレスの一部としてオペラグローブと呼ばれる肘上まである長手袋の着用が必須となる。

ローブデコルテ風のウエディングドレスなどもあるが、本格的なローブ・デコルテとなると、日本で目にできるのは宮中晩餐会の中継や写真くらいかもしれない。海外からの賓客はもとより、日本の女性皇族の方々はほとんどの場合、ローブ・デコルテをお召しになっている。

古くはダイアナ妃の黒のローブ・デコルテ、あるいは森英恵がデザインした皇太子妃雅子殿下(当時)のご結婚の際のローブ・デコルテなどが話題になった。

ローブ・デコルテは、基本的に夜の礼服である。昼間の礼服は、やはりロングドレスだが、立ち襟できちんと胸元がつまった長い袖のローブ・モンタントとなる。皇居での一般参賀の時に、女性皇族の方々がお召しになっているのが、このモンタントだ。

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