ワイドスクリーン・バロック
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わいどすくりーんばろっく
イギリスの小説家ブライアン・オールディスが提唱したSFの一部の作品群の事。
イギリスの小説家ブライアン・オールディスがチャールズ・L・ハーネスの小説『パラドックス・メン』を評して、その序文で使った言葉。
簡単に言えば、「規模が大きくてハチャメチャな設定のスペースオペラ」オールディスは前述の『パラドックス・メン』に対し『それは時間と空間を手球に取り、気の狂ったスズメバチのようにブンブン飛びまわる。機知に富み、深慮であると同時に軽薄なこの小説は、模倣者の大軍がとうてい模倣できない代物であることを実証した。』と語っている。
纏めるならば「複雑怪奇な設定、斬新な演出」「太陽系を舞台にしたすさまじい規模のスケール」ということ。
このようにもともとはスぺオペに対して使われる言葉だったが、このジャンルが日本に輸出されたことで「アイディアがすごくたくさん出てくるSF」という意味合いへと独自の進化を遂げた。
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