概要
CV:中村悠一
一大寺大和と逸れたアーシェム・ライアを保護した男で、ホバーと可変機構を持つ「フロータービークル」が愛車。
過去に負傷したドラクター(シドルの民)から「ドラクターが地球を侵略する理由」をある程度聞き及んでおり、自らもイクシアに受け入れられなかった難民の住まう集落「ソロン」で薬などの物資を運ぶ仕事を請け負っている為か、ドラクターの命も地球人の命も平等に見ており、生きようとする意思そのものは尊重しているし、ギリギリの状態であるが故に非行に走ってしまった青年達の心情を理解している。
シビアな環境で生きて来た為か、手遅れであるドラクター人に対しては銃で介錯している他、
タウ・リネンの祖母の命が尽きようとした際には、あくまで投薬は規定量だけに止めるなど命を助ける為には出来る限りの行為はするが、助かる見込みのない命に対しては無理に延命措置を施さない。
イクシアに九世正宗と万波シズカをスパイとして送り込んだ張本人でもあり、
その目的はソロンの住人をイクシアに受け入れさせて彼らを生き永らえさせてやる事にあった。
移住完了後はイクシアとは別行動を取り、クロウゼード一派と合流したアーシェム達と行動を共にしており、事実上の第三勢力となった。
愛機であるムサシオーの操縦技術も高いが、生身での戦闘力も高く、ドラクター上級兵であるユグラとタイマンで互角以上に渡り合えるほど。ただし、戦闘形態である「牙」の姿では流石に分が悪く、肋骨にヒビを入れられた為にクロウゼードから治療を受けている。
以降のムサシオーのパイロットはアーシェムが担当する事が多くなる。
その正体は早乙女萌々香の父で、シェルターの開発にも関わった男『早乙女 勇元(さおとめ ゆうげん)』。娘がジュンと共に「マキシマスブレイズ」で戦っている事を知ると、
自身が声を担当したVナビ『ウルフ長官』を送り込んで、間接的に発破をかけたりした。
当初、ソロンに居た際に「父さんなのか?」と聞いてきた萌々香に対し、「俺はお前の父ではない」と突き放したが、ゴッドハンマー攻略作戦後に改めて、彼女と向き合い、突き放した訳を話す。
自分がシェルターの外にいる事を知れば、自分だけがシェルターにいる事に負い目を感じ、「シェルターを出る」と言い出しかねない為。敢えて、父では無いと突き放した。
それを聞いた萌々香は「それでもお父さんはお父さんだ」、「嘘をつくなんて酷い」と涙ながらに抱きつき、彼も彼女に詫びながら抱き返した。
愛機『ムサシオー』
フロータービークルを格納する事でコクピットを形成するメガトン級ローグ。
フォルムから戦法までムサシそっくりのローグであるが、それもそのはず、設計図のベースがムサシであるから。
普段は相棒のメカニック「テツオ・イワタ」が運転するトレーラーに格納されている。
その名前の通り、O字型の『ドリフターバーニア』によって高速移動を可能とする。
第17話ではムサシを肩に乗せながら戦っているが、スピードは全く衰えていない。
・武器
デュアルオーブレイド
スマートなフォルムの中心にライフルの銃身が組み込まれている。
プロトン添加エンジンから作られる陽子線でコーティングされた刃は、鋭い切れ味を誇る。
ヘヴィーセイバー
超重量合金で出来た大剣。
粒子撹拌機で重力子を活性化させて瞬間的に重量を増加させる事で、名前通りの一撃を叩き込む。
タキオンピストル
名前通り、タキオン粒子を弾丸にする2連装ショットガン。
着弾時に超光速で破裂し、素粒子レベルで対象を破壊する。
・必殺技
メガトンパンチ
ムサシのそれと同じ、拳型大型エネルギー弾。
第17話では『ライディングボード』に乗り込んだムサシに向かって放ち、「エクスブレイク」を加速させるという応用を見せた。
(ゲームでいう「メガトンダッシュエクスブレイク」)
ガニメデクラッシャー
ジャンピングアッパーで敵を撃ちあげ、そのまま斜め前方に殴り落とす。
アニメでは、地上に引きずり出して弱らせたワームをそのままぶん殴って頭部を粉砕した。
メガトロンアーツ
回転機動で竜巻を生み出し、幾何学模様を作りながら舞い上がり、
頂点からパンチを叩きつけて衝撃波を起こす。
アニメでは少し順序が異なっており、
フェーズ1の「スピニングタイフーン」で竜巻を巻き起こし、
フェーズ2でメガトンパンチの応用技「ドローイングブラスターパンチ」を打ち込んで模様を描くと同時に衝撃波を引き起こす。
デフュージョンブラスター
胸部ドローム砲から放つビーム。
アーシェム搭乗時に大和と同じ薙ぎ払い照射を行い、ワームを蹴散らした。
関連タグ
ハカイオー 派生機『ハカイオー王牙』をモチーフにした「ムサシオー王牙」なるカラーリングがゲーム内に実装された。名前が似ているからといって誰が上手いことやれと。