「人間の体は、膨大な数字で出来ているんだよ」
概要
『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』の登場人物。主人公であるモニカ・エヴァレット(出生名モニカ・レイン)の父親。早くに妻を亡くし、シングルファーザーとして娘を育ててきた。
作中では既に故人となっており、公式には犯罪者となっている。十分な捜査が行われずに火刑に処され、その死には謎が多い。
人物
ヴェネディクト・レインは、学者である。医学、数学、物理学、生物学、魔法学などの、あらゆる分野において抜きん出た知識を持っていた。彼の友人によると、ヴェネディクトは稀に見る、本物の天才、とのことだった。色々器用な人物で、コーヒーポットや医療器具、魔導具など、色んな物の設計図を書いていた。作者のあとがきによると、本作の世界観的に、数十年先の技術を先取りしていたらしい。
娘のモニカとの関係は良好で、モニカの考え方は父の影響が強い。ヴェネディクトの処刑後、引き取られ先で虐待を受けていたモニカを保護、養育したのは、ヴェネディクトの助手をしてたヒルダ・エヴァレットであった。