概要
万歳楽とは東方projectの書籍、東方茨歌仙に登場するアザラシの事である。
名前の由来は明治の終わりから大正時代初めにかけて書かれた随筆集『近世風俗見聞集』の「月堂見聞集」の中の話に登場する海獣マンザイラクから。
初登場は第二十二話 怪魚万歳楽
霧雨魔理沙が博麗神社の宴会からの帰り、玄武の沢で河童たちが「七尺もある怪魚を見た」と騒いでいたことから始まる。(七尺=約2m10㎝)
話しを聞いた茨木華扇によりマンザイラク(万歳楽)と思われた。
正体
その正体は、海の無い幻想郷に現れた海獣であり、更にその正体が、2002年8月に多摩川に現れたアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」ではないかと思われる。もしくは、他の河に現れたアザラシの可能性もある。
性格は人懐っこて賢く、河童が芸を教えると喜んで覚えるなど人慣れしている。
過去
動物と会話ができる華扇が万歳楽から聞いた話によると。
ある日、大きな河に遊びに行ったところ人間たちにちやほやされ、名前と住所を与えられ、街の名誉住民となった。
一度海に戻ったが、人間との時間が忘れられず河に戻ったものの既に人間からは忘れらていた。
人間は飽きっぽいと寂しく遊んでいるうちに幻想郷に流れ着いた。
その後
華扇の協力の元、住みやすい様に海水プールや、河童と同じきゅうり食だった為食事の改善等、元々人懐っこい性格から覚えた芸でマンザイクショーをして、河童たちと暮らしている。
その功績や人気などから里の名誉人間にしようと動きがあることがわかった。しかし、万歳楽から過去を聞いた華扇は、「また忘去られたら、海に戻るのかな」と、幻想郷も同じ流れをする人間に寂しくつぶやくのだった。
余談
現在も玄武の沢の河童たちといるようで、正確には華扇のペットではない。
東方憑依華では、華扇の技の一つとして登場している。