概要
(主にファンタジー世界において)不思議なことが起こった時に周囲を納得させる魔法の言葉。
元ネタは『ハイドライド3』のエンディングで妖精の一人が言った台詞…と言うかオチ。
なお他機種に移植されたものにはグラフィックや台詞にバリエーションが複数存在する。
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※ハイドライド3のネタバレ注意
よく来たな。私が闇の支配者ガイザック。
そして、お前たち全ての創造主だ。
お前はここで終わるのだ。クックッ。
むう、私の姿がお前には見えるのか!?
ぐうぅ、この私が貴様ごときに倒されるとはな。
だが、私を倒して安心するのはまだ早い。
最後に良い事を教えてやろう。
私がこのフェアリーランドを創ったのだ。
バラリスもエビルクリスタルも、全て私が創ったものなのだ。
だが、たったひとつだけ私は過ちを犯した。
それがお前の存在だ。まさかここまで成長するとはな。
私はまもなく死ぬだろう。
私が死ぬと同時にこの基地も崩壊する。
そしてフェアリーランドは存在すらなくなるのだ。
私だけでは死なぬ。
クックックッ・・・ぐふぁ!!
闇の支配者ガイザックの死と共に基地が崩れ始めた。
そして・・・
ここは何処だ。僕は生きているのか?
ここは無の世界。
残ったのは私とあなたの二人だけ・・・
○○○○の問いに 妖精が答えた。
何も無い空間に二人の姿だけが浮かんでいた。
僕の今までの戦いは無意味になってしまったな。
いいえ、あなたは十分過ぎるほど私たちのために尽くしてくれたわ。
しかし、フェアリーランドは既に無くなってしまった。
では、何故私たちはこの空間で生きているの?
不思議が当然だったフェアリーランドは、まだ存在するのよ。
何処に?
あなたの中に、よ。
さあ、目を閉じて。思い出せるでしょ?
美しかったフェアリーランドを。
○○○○は目を閉じて、かつての美しかったフェアリーランドを思い出していた。
緑の草原、澄み切った空気、まぶしいばかりの太陽、そして可愛らしい妖精たちの姿。
しばらく思い出にひたっていたのち、暖かい光を肌に感じて目を開けた。
・・・・・・
○○○○は暫く声が出なかった。
先ほどまで思い出にひたっていた美しい光景が目の前に広がっていたのです。
緑の草原では妖精たちが嬉しそうに戯れていた。
こっ、これは夢か?
○○○○の声に妖精たちが集まってきた。
いいえ、夢なんかじゃないわ。
私たちは、私たちのフェアリーランドを取り戻したのよ。
今迄のフェアリーランドはガイザックが創ったものだったわ。
そう、私たち妖精もガイザックの創ったものだったのよ。
でも、今では違うわ。
だってこの美しいフェアリーランドを創ったのは、○○○○ あなたなのですから。
あなたの純粋な思い出と私たちの願いがこのフェアリーランドを創ったのよ。
○○○○に妖精たちが次々と話しかけた。
しかし、まだ信じられないよ。
この言葉を聞いた妖精の一人がそっと耳元でささやいた。
「言ったでしょ?不思議が当然フェアリーランドってね。」