概要
無印
通称「カンちゃん」(ゲジゴンのみ「カン公」と呼んでいる)。団子鼻で、赤い帽子と壺の柄をした藤色のシャツが普段着であり、頬にはそばかすがある。
小学2年生の8歳で、勉強嫌いな男の子。大魔王と出会って以来、大魔王を呼び出すためにコショウやコヨリを持ち歩いている。
腕白で悪知恵が働き大魔王をこき使っているが、その一方で友達や大魔王一家を見捨てない優しい性格でもある。美少女であるクラスメイトのユリ子が好き。
家族は3人家族であり、会社員である父親(与田山与太郎)と専業主婦の母親がいる。また、家から離れた田舎には母方の祖父も健在している。
家の2階には自分用の子供部屋がある他、天井には屋根裏部屋が存在しており、大魔王と出会ってからはそこで過ごすことも多くなった。
このお話におけるもう一人の主人公といった立場だが、16話Bパート等ではお話のオチ(大魔王の「わしゃ、かなわんよ」)を担当したこともある。
2020
本作から50年が経ち、髪がグレーに変化しているが、団子鼻やそばかすは今でも存在している。現代でも海外で元気に暮らしている。妻は不明(ただし後述する描写からユリ子ではない)だが、息子に与田山タカシを設けている。
第1話の回想にて孫のカン太郎が幼い頃に、自身が幼少時代にハクション大魔王が魔法で願いを叶えてくれた昔話を教え聞かせている。また、孫の名前は自身が付けたことが明かされている。
大魔王達からは、カン太郎と区別するために「お爺ちゃんの方のカンちゃん」「お爺ちゃんカンちゃん」と呼んでいる。大魔王曰くカンちゃんには将来の夢や希望があったとの事で、対照的に無気力なカン太郎に対してその事を説いている。
先述の第1話の回想以来出番が無かったが、第14話にて本格的に登場。子供の頃以上に元気な姿を見せており、朝早く起きて皆で体操しようとしたり、流れるプールに逆らいながら泳いだりする等、非常に若々しく加齢による体力的な衰えは一切存在していない。
孫と二人で温泉に入った時には、彼に「魔王達と別れてからは甘えてばかりの自分を変えるべく何度も自分から挑戦し続けた事」「社会人になってサラリーマンになっても積極的に取り組んだ事」「定年前に退職してからは己の挑戦として長期の海外旅行に行った事」、そして「憧れていた人(ユリ子)に自分の想いを伝えられないまま離れ離れになってしまった事」を話していた。
勇気を出して告白できなかったことがカンイチの唯一の大きな心残りとなっており、そういった経験からカン太郎に「やらない後悔より、やって後悔」とエールを送った。
ちなみに、無印ではプゥータは登場していなかったため、そのお話でカンイチとプゥータは初対面となっている。
関連タグ
与田山カン太郎:続篇の主人公でカンイチの孫。