「この呪影の《声》を聞いたら もう ジ・エンドだ!」
「この足の《声》から 逃れる方法は……ない!」
プロフィール
職業 | 大学生 |
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性別 | 男 |
年齢 | 21 |
血液型 | A |
誕生日 | 3月3日 |
星座 | うお |
概要
一流大学に通い、エリートコースを歩んでいる学生。更に、実家は地元の名士というお坊ちゃんでもある。
人物
何よりも一番の特徴は、どうしようもないクズである事、そして溢れ出る小物感。
高慢なお坊ちゃんになってしまったのは、実家が裕福で何不自由なく育ったが、愛情はあまり受けられなかったため。現在は一流大学に通いエリートコースを歩みながら、実家からの仕送りで遊んで暮らしている。
灯野あやめとの関係性は、あやめ曰く「お友達」だが、人間的にそこまで尊敬できなかったという理由で飽きられ始めている。
ネタバレ全開インタビューによると、あやめと2人でいる時はすごい塩対応をされていたが見栄を張っていたとの事。
また、こちらのネタバレトーク座談会で並垣が自分の学歴や実家の太さをアピールしてあやめをナンパした事が明かされている。
メタ的な話をすると、彼がこの様な性格になったのは、ディレクター石山貴也氏が彼を意図的に「クズキャラ」としてデザインしたためである。
こちらの製作者インタビューによれば、「「こいつ本当にクズだな」という役回りは悪役にすべて押し付ける事で、それ以外の人がみんな“いい人”でも話を動かす事が出来る様になっている」との事。
そんな彼のゲーム本編におけるクズ行動は後述するとして、清清しいほどのクズっぷりから、一周回ってユーザーには大人気である。ファミ通.com主催のファンアンケートでは、好きなサブキャラクターランキングにて堂々の1位を獲得。この並垣人気は石山氏も予想外だったらしい。
実際やっている事はただのクズではあるのだが、不憫・可哀想な描写も目立ち、どこか憎み切れない「愛されるクズ」に仕上がっている。人物リストの最後の一文にあるバターご飯のエピソードも、彼が愛される要因だろう。
呪詛珠
彼が持つ呪詛珠は、『足洗い屋敷』。
この『足洗い屋敷』の呪いは、呪影の発する「足を洗え!」という声を聞いた者を踏み潰し圧死させるというもの。物理的に耳を塞いだところで呪いの声には無意味であり、音を聞かせるだけでよいので、複数人に纏めて呪詛行使する事も容易。
似た様な条件の『馬鹿囃子』が「30秒間聞かせ続ける」「途中で自分の姿を見られたら無効」という制限があるのに対して、こちらはただ声を聞かせるだけで呪殺出来る。要は『馬鹿囃子』の完全上位互換である。
『足洗い屋敷』の呪詛は、他の呪詛珠と比べても非常に強力。これは、呪詛珠に宿る『怨みの記憶』の主が優れた陰陽師である事、更に彼女が強い怨みを抱いて死んだ事が原因。
本編内での動向
興家彰吾編
両国橋にて、自ら呪主である事を明かした上で、滓魂を集めるために協力する事を持ちかけてくる。
興家が非協力的な姿勢を見せると、ページトップの台詞を吐きドヤ顔+謎ポーズをキメつつ、呪詛を行使してくる。上述の通り彼が持つ『足洗い屋敷』の呪詛は非常に強力。興家は成すすべなく巨大な足に踏み潰される
……筈だった。
「……ん? 声なんて……聞こえないが……?」
「なにっ!? そんな バカな……!」
何とゲームのボイス音量を0にする事で、呪影の声を消し、呪詛を回避する事が可能。実は最序盤に案内人からヒントが出されているのだが、気付かず何度も踏み殺された人も多いだろう。
そのまま興家に「今日は特別に見逃してやる」と言われ立ち去ろうとしたところを、『置いてけ堀』で呪殺される事になる。
津詰徹生編
こちらのルートでも両国橋で他の呪主を探しており、津詰達の様子を窺っていたところを、襟尾に職務質問をかけられる。
最近事件の起こった旧安田庭園に居た事から、津詰達が『落葉なき椎』の呪主である事を推理して言い当て、呪主である事を明かした上で、津詰達に協力を求める。が、もちろん警察が呪詛行使を容認する筈もなく、断られる。
そして今度もまたドヤ顔+謎ポーズでページ上部2つ目のセリフと共に、『足洗い屋敷』の呪詛を行使しようとするが……
「……な……なにいっ!? 呪影の効果が 出ない!?」
「どうした……? 声なんて しねえが……?」
やはり興家編と同じ方法で回避可能。そのまま襟尾に取り押さえられ、呪詛珠を回収される。
逆崎約子編
新石から情報を聞き出した帰りの約子とミヲに声をかけ、「昨日まで呪主だった者」と名乗り、白石美智代に関する話があるから両国橋で待っていると告げる。
ここですぐ並垣について行くか、先に津詰に報告しに行くかでルートが分岐する。先に津詰に報告すると、両国橋に津詰が同行してくれる。
どちらの場合でも話の内容は共通して、白石美智代の蘇りに協力したいという事。その際に、並垣は白石美智代とは「ちょっとした縁がある」と言っているが……。
※この先ネタバレ注意!
実は並垣、「ちょっとした縁」どころか白石美智代を轢き殺した張本人である。白石美智代を蘇らせたいというのも、彼女を蘇らせて轢き逃げを無かった事にしようという魂胆から。
すぐについて行った場合、ミヲに協力を断られる。しかし、会話の最中に約子が姿を消してしまう。
並垣は大人しく諦めて帰ったかに見せかけて約子を追っており、約子の持つ呪詛珠を奪おうとする。しかし、約子に取り憑いていた白石美智代の霊により逆に恩讐される結末となる。
一度報告に戻った場合、白石美智代の証言から轢き逃げの犯人である事が割れているので、そのままお縄となる。その際、助手席にいた女性があやめだった事も判明する。
余談
- 登場する3ルートすべてで両国橋にいるため、ユーザーから「両国橋に住んでいる」などとネタにされることが多い。
- 呪詛行使の際のポーズがアリクイやレッサーパンダの威嚇に似ている事をネタにされている。
- 発売記念セール終了直前の宣伝に起用され、新イラストが描き下ろされた。
- パラノマサイト発売1周年記念の直前、リニューアル予定の公式サイトの紹介で、登場人物FILEの並垣のページだけが先行公開された。
- これは並垣の誕生日が3月3日なので、1周年当日(3月9日)公開だと誕生日が過ぎたばかりになって可哀想だという公式の配慮によるもの。たぶん。