概要
藤本タツキによる読み切り漫画作品。『藤本タツキ短編集 22-26』に収録。
また、youtubeにはボイスコミックも投稿されている。
あらすじ
世界観は現代に近いが、魔法が存在し、それが当然と世間に認知されている世界(ただし、魔法は時代遅れで、科学技術の方が進歩的とされている)。
魔法使い達によって
「母体を貫き、ツノを持つ魔法使いが産まれる。その者人の心を持たず、残酷で理解不能な言葉を操り、やがて世界を滅ぼすだろう。」
という予言が発表される。
そして、ケンジの妹であるナユタは予言と同じ特徴を有していた。
世間からの迫害によって苦しい生活を余儀なくされるケンジとナユタであったが、果たしてナユタは本当に世界を滅ぼす者なのか・・・?
登場人物
- ケンジ
CV:内田雄馬
ナユタの兄。
ナユタの言葉や行動が理解できないが、それでも兄としてナユタを守ろうとしている。
両親が居ないため(父親はナユタを畏れる何者かに襲われて冒頭で死亡、母親は予言通りになって死亡したと思われる)、働いて生活費を稼いでいる。
世間から冷遇されており、兄妹二人で貧しい生活を余儀なくされているが、それでも妹を疎んだりせず、たった一人の家族として愛している健気な少年。
- ナユタ
CV:小松未可子
ケンジの妹。ツノを持つ魔法使い。
予言通りの特徴を持つため、世間から疎まれている。
何も無い空間に剣を作り出す魔法を使い(魔法が使える者なら一般的な能力らしい)、その能力で動物を殺傷したり、
「血飛沫眼球切断」「圧死心臓致死」「煉獄激痛嘔吐」などの理解不能で残酷な言葉ばかりを喋るといった異質な存在。
しかし、魔法使いは時代遅れと看做されているため、予言を完全に信じている者は少なく、拘束されたりする事も無く普通に生活することは出来ていた。
だが、ある日他人の家畜を殺してしまい、周囲から完全に敵視されてしまう。
大変な大食いで、一食に米を3合食べたり動物を殺してそのまま食べることもしばしば。
何を考えているのかまるで分からないのだが、少なくとも兄に親愛の情を持っているのは確かな模様。
関連イラスト
関連動画
ボイスコミック前編
ボイスコミック後編
関連タグ
ナユタ(チェンソーマン):同作者による漫画『チェンソーマン』に登場する、名前が同じで容姿がよく似たキャラクター。リンク先チェンソーマンのネタバレ注意。