※メイン画像の右側が、構成員の一人「エム」こと織斑マドカ
概要
「IS」世界における「裏の世界」で暗躍する秘密結社。第二次世界大戦中に生まれ、50年以上前から活動している。
組織は、運営方針を決める幹部会と実働部隊の2つに分けられているが、この手の組織によく見られる「組織の目的」(「世界征服を企む」等)や存在理由、組織の規模などの詳細が一切不明で、ごく少数の事項しか判明していないのが現状である。
アニメ版の監督である菊地康仁ですらアニメ雑誌のインタビューにて「(亡国機業は)ISメーカーの一つである」「基本的にはテロリスト集団で世界を戦場にしたい」と発言を二転三転させて詳細の言明を避けており、これは「菊池監督は何か核心に迫る事情を知っているから、発言によって視聴者やファン達を攪乱させている」というよりは「監督自身も掴み所が無い故、曖昧な描写しか出来ない」と解釈した方が賢明であろう。
原作5巻で織斑一夏の誘拐事件がこの組織によって行われていたことが判明するが、その理由は未だに不明。
アニメ1期では関係者が登場しないばかりか、台詞で組織の存在すら言及されない始末だったが、アニメ2期でようやく登場した。
所属人物
9巻現在、以下の人物の存在が判明している。
スコール・ミューゼル(Squall Meusel)
CV:平野文
女性幹部。長身で豊かな金髪を持ち、抜群の美貌を誇る。エムやオータムにIS強奪を指示し、事ある毎にIS学園への潜入や襲撃を命令している。
元は米軍に所属していたらしいが、10年以上前に死亡したことになっている。
実は身体の一部を機械に置き換えており、死亡を認定された当時よりも容姿が大きく変化(当時と同等、あるいは「若くなった」かは不明)している。そのため、外見に反して相当に高齢である模様。
彼女自身もIS操縦者であり、部分展開の状態で楯無の追撃を振り切ったり、エムよりも速く動いて彼女を制裁しようとするなどの底知れない実力を持つ。
篠ノ之束と地下レストランで「亡国機業に新造ISを提供」してもらうべく彼女と商談するが、その際に、スープに睡眠薬を入れたりクロエを人質にするなどして承諾させようとし、全て阻止されてしまう。
原作小説版では自身の姪をスパイとしてIS学園に派遣していた。
使用ISは「ゴールデン・ドーン」。
エム(M)
CV:茅野愛衣
実働部隊に所属。一夏より年下と思しき外見ながら、複数の専用機持ちを相手取りながら互角以上に立ち回るなどIS操縦の実力は高い。
平然と他人を殺害しようとする冷酷な性格で、自身の能力の高さゆえに他人を常に見下している。組織に対し従順ではないため、命令違反を起こさないよう体内に監視用ナノマシンが注入されている。
自身のことは「織斑マドカ」と名乗り、その素顔は学生時代の織斑千冬と瓜二つの顔をしている。
千冬を「ねえさん」と彼女は呼んでいる一方で、一夏に対しては非常に強い憎しみを抱いており、「自分が自分であるために」という理由で一夏の前に現れ、拳銃で殺そうとしたほど。
現在のところ、織斑姉弟と血縁関係があるのかは不明だが(そもそも織斑姉弟に「数字」や「四季」に関する文字が含まれている所からして、エム本人の「自分は千冬の妹」発言の信憑性も疑わしいのだが、アニメ2期では「エムがコードネームで、あくまで本名は織斑マドカである」とされる)、束は地下レストランの商談で素顔を見た際に、彼女の正体を知っているかのような反応を見せている。
使用ISは「サイレント・ゼフィルス」。
オータム(Autumn)
CV:西墻由香
エムと同じく実働部隊に所属。スコールの恋人(レズ的な同性愛と思われる)。
髪はロングヘアーで、口が悪く、短気。
IS学園の学園祭で「IS装備開発企業『みつるぎ』の渉外担当の巻紙礼子(まきがみ れいこ)」と身分を装い、一夏と接触し剥離剤(リムーバー)を使用して「白式」を奪おうと目論むが更識楯無の介入により失敗した。
クロエを人質にとって束を脅そうとしたが規格外の身体能力で一蹴される。
使用ISは「アラクネ」。
女戦闘員
アーキタイプ・ブレイカーのシナリオにのみ登場した亡国機業のIS乗りの女性戦闘員達、量産型ISラファール・リヴァイヴを纏っており、オータムに率いられIS学園を襲撃してきた。
組織が雇った傭兵と思われる
アーキタイプ・ブレイカーでは
プラウザゲーム『アーキタイプ・ブレイカー』ではストーリーシナリオにて登場、またストーリーシナリオやイベントでのエネミーユニットとしてスコール、オータム、マドカ(サイレント・ゼフィルスと黒騎士)が実装されている。