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概要編集

ドラえもん』の交通安全OVA作品。1981年に製作。

あらすじ編集

のび太は学校から帰ってきた後、しずかと女友達の3人で空き地に遊びに行くが空き地はマンションの建設が始まっていた。女友達によると空き地にマンション建設はもう前から決まっていたことらしい。

仕方なく、道路でかくれんぼをする3人だが自動車の真下に隠れていたのび太はオニ役のしずかにすぐに見つかってしまう。

道路ではかくれんぼは無理だなとのび太が愚痴るとジャイアンとスネ夫が現れ、キャッチボールをするので代わってくれるように頼むがのび太が嫌がったためにジャイアンはのび太を追いかけまわす。

無我夢中で家に帰ってきたのび太が部屋に辿り着くと救急車のサイレンが聞こえてくるのだった。

翌日の学校にて、先生はジャイアンが昨日の17時頃、大通りの花屋の近くで交通事故に遭った為、本平病院に入院したことを皆に伝える。


放課後、帰宅したのび太は自分のせいでジャイアンが交通事故に遭ったのかもしれないことをドラえもんに告げるとドラえもんに促され、ドラえもん、のび太、しずか、スネ夫の4人でジャイアンのお見舞いに行く。


ジャイアンは右足を怪我しただけでそれ以外は元気だったのだがドラえもんたちが見舞いに来ると事故に遭ったのはかっこ悪いからとベッドに隠れ、皆を追い返してしまう。


病院帰り、ドラえもんたちは事故現場近くの花屋に足を運び、女性店長に交通事故当時の様子を訊ねる。店長によると「お人形が轢かれたと女の子が泣いていた」という。


帰宅したドラえもんたちはタイムテレビで昨日の経緯を調べることにした。

そこでのび太がかくれんぼで見つかったのは真上の自動車が動き出したためだったこと、ジャイアンから無我夢中で逃げている最中に自動車の確認もせずに道を走っていたこと、女の子にぶつかった際に人形を道路に落としてしまったこと、ガードレールを飛び越えたこと、ジャイアンが女の子の人形のルミちゃんを取りに道路に出た際にトラックに轢かれそうになり、急いで歩道に戻るもガードレールに足を引っかけて転倒したこと、ルミちゃんは急ブレーキしたトラックのタイヤに潰れたことが明らかになる。


自分がジャイアンやルミちゃんの事故に繋がったことを知ったのび太はまずはルミちゃんの持ち主であるユキちゃんに謝りに行く。

ユキちゃんはお気に入りのルミちゃんが事故で壊れたことで喋らなくなったことを悲しんでいたがのび太の付き添いで来たドラえもんの復元光線で直り、ルミちゃんまた喋れるようになった。


のび太はユキちゃんのママに事情を説明・謝罪。ユキママもユキちゃんがルミちゃんを抱いていたことから手を繋ぐのを忘れていたことを明かし、のび太に謝罪する。


翌日、ドラえもんとのび太はユキ親子と共にジャイアンのお見舞いに行き、同じようにお見舞いに向かっている途中のしずかとスネ夫も加え、6人でお見舞いに行き、ジャイアンは人形を助けようとして事故に遭ったことが恥ずかしかっただけを明かす。

そこに例のトラックの運転手もお見舞いにやってきて、ジャイアンが歩けるようになったら、ある実験をすることを伝える。


後日、ジャイアンが松葉杖で歩けるようになったことから、運転手はドラえもんたちの見ている前でトラックと風船を使っての実験を開始。走行中のトラックはのび太の手旗信号を合図にブレーキをかけるものの完全に止まるまでの間、トラックは道端の風船を次々と割っていった。雨の日だったら、直前で割れなかった風船も割れるところだったという。運転手は皆が交通ルールを守って、交通事故が起きないことを願い、最後の風船を空に飛ばすのだった。


しばらくして、通学中ののび太は退院しながらも怪我の痛みが残っているジャイアンを背負っているスネ夫に会う。

背負い役をのび太に代わってもらうことにしたがのび太はジャイアンが痛みが残っているはずの右足で普通に立っていることに気づく。

噓がばれたジャイアンはのび太を追いかけ、騙されていたことに気づいたスネ夫はジャイアンを追いかける。


女友達と共に登校中のしずかはそんな3人を見て、いつもの日々が戻ってきたことを喜び、のび太たちはちゃんと自動車の確認をしながら通学し、のび太たちが交通ルールを守れるようになったことをタケコプターで飛行中のドラえもんも喜ぶのだった。


余談編集

ユキちゃんを演じるは後にドラミを演じることになるよこざわけい子


関連タグ編集

ドラえもん 交通安全 OVA

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