人狼化
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じんろうか
狼男によくあり、人狼に変身する事を言う
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すべて見る『賢狼太母』アンナ・イェーツリカの数奇な半生(コミッション・アフターワークス)
ということでして、アンナ・イェーツリカの半生でした。 彼女は未来世紀のどこかの次元の地球にて産まれ、賢狼太母として長く……それこそ、彼女が本当にお祖母ちゃんですらあることを忘れられるほど長く、おおよそ数世紀……の人生をその多くの宿命と共に生きることとなりますが、それはまた別のお話。彼女が老いるときになった自らの血肉と融和した呪いがとけることを恐れたりして別の呪いに操られる話もあったりします。 問題は、この話、”Paul.J.H.Conner”名義ではやる予定のないところから引っ張り出して来たというところでしょうか。 今回のリクエストの感想を戴いています。 「Thank you! Many old werewolf myths had heroic werewolves or people cursed as wolves that retained their heroic character! I very much like the concept of one's noble heart still being unchanged despite now having a monstrous form.」 然り。 私は、雌獣転職シリーズなどにおいても、ケモノの姿を借りた人間を描く事をしています。 これは私自身が「人間以外の社会的行動を認めなければ人間は人間として成り立たず、人間の中にある真なる獣は人間であるが、その多くの視点からすれば悪徳であるその獣性を打ち倒せるものこそ人間であり、その人間としての輝きこそが人間として賛辞を得られる部分である。」という考えに基づいています。 過度の人間賛歌により、人間以外のものを見下すことで尊厳を保つ行動も作品も案外多いのですが、そんなことはありません。人間が獣のように狂暴になるのではなく、人間の卑しい部分が恐怖の虜になり発露して暴走するのです。 獣やそのほかの動植物も、それぞれの種の中の社会性やルールを持ち合わせています。動物行動学などはそれらを探求し私たち市井の人間にもわかりやすくそれらの情報を教えてくれます。 今回の依頼者の方の意見には先も述べましたが、「然り」と深く頷く部分があります。 反面、都会と言う一種の社会性の護られた格子(あるいはコロニー)の中で生きていく場合、わずかなケモノの情報が異種族としての遺物となり恐怖の対象となることもあります。……まあ人間ですからね、人間が人間以外の者になるということはいつの時代でも恐怖であり畏怖であり…転じて畏敬の対象となるのです。 あと、人狼案件だったので、パワー系やエロ系の話にするならまた別の話(これはPaul.J.H.Conner名義でやるファンタジー案件がある)も出すつもりはあったんですが、今回は別名義で、狼の社会性と賢さを呪いの克服という形で人間のそれと紡ぎ合わせた賢狼太母アンナの話をするに至りました。 Oh, I didn't write this, but she has lived without her family most of the time. There is a beast of a girl whom she raised as her daughter for 20 years until she really died. Lahndisimaya Yezrika. She lived her last days with Anna and sent Anna to heaven by breaking Anna's curse. Since then, Rahndishmaya has spent most of her life as the high priestess of the cathedral in Sisguz. Based on her name, "May lily of the valley," the lily festival is celebrated in Sisguz on May 1. The story of Anna and Rahndishimaya makes this festival a joyous celebration of spring happiness as well as a gorgeous and quiet requiem. そういえば書いていなかったのですが、彼女は殆どの時間を家族を持たずに暮らしています。 彼女が本当に死ぬまでの20年間、娘として育てた獣人の女の子が居ます。 ラーンディシマヤ・イェーツリカ 彼女は、アンナと共に最後の日々を生き、アンナの呪いを解くことでアンナを天に送りました。 その後、ラーンディシマヤはシズグズの大聖堂の大巫女として人生の大半を過ごしています。 彼女の名である「5月のスズラン」に基づき、5月1日にスズラン祭りがシズグズでは行われ、アンナとラーンディシマヤの物語により、この祭りでは春の幸せを喜ぶとともに華やかで静かな鎮魂のお祭りであると伝えられています。20,967文字pixiv小説作品