概要
文政10年(1827年)に創作された肉筆本「人面草紙」に大量に登場する謎の存在。
首から下は人間そのものだが、頭は餅のように柔らかそうな頭に、どこか間の抜けた笑みを浮かべている。胴体部分の服装も老若男女問わず様々で、身につけている衣服も町人や花魁、殿様など多岐に渡る。
また、人間だけでなく瓢箪や釜、家の屋根など大小様々な形態の人面が存在する。
数少ない明確な特徴として団子が好物らしく、人面草紙作中では串団子を手に持つ人面の姿が複数確認されている。そしてよく放屁をしている。
まるで昔のギャグ漫画に出てきそうなビジュアルをしており、挙動もコミカルな雰囲気に満ち溢れているが、どのような存在なのかはほとんど語られていない。しかしその他の妖怪の姿をした人面の姿も確認されているので、人ならざる存在である事だけは確かである。
関連タグ
三次もののけミュージアム…マスコットキャラクターに起用されている。後にメディアミックス作品『けものフレンズ』とコラボした際、ラッキービーストの姿をした人面も登場した。