概要
当時ライダーと言えば男性だけだった中で、1980年代後半に参加した仮面ライダーコンテストの自主制作映画がベースにした、女性ライダーを主役にした所から、さらに映画の筋立てを基本に、優子と里美の容姿や身の上や関係性、新たなキャラクターと設定・展開、ライダーデザインを加えられた。
仮面ライダー“ALEBRIJE”、仮面ライダーアレブリヘもほぼ同じワードである。
主な登場人物
ALEBRIJE達の脚は10cm以上の踵のあるデザインなので、Mane(優子)（イラスト右）は殆ど2m級、逆にComet(慧)（イラスト左）は踵があっても160cmあるかないかのミニマムライダー。
おそらく、歴代仮面ライダー最大と最小のコンビ(実際は多分絵より身長差がある筈)。
Maneは体格と族上がりの腕っぷしを活かした喧嘩殺法のパワーライダー、Cometは棍と体術を駆使しハイスピードで敵を倒すテクニカルライダー。
デザインのモチーフはスズメバチ。
装甲が蛍光色の為、常に薄い光を纏っているように見える。
長い光の触覚は、フルスロットル状態になると現れる。京劇の、冠に設られた雉の尾羽の飾りのように、戦闘中動きに合わせてしなやかに激しく、美しい軌道を描く。
久宝優子
21歳、身長186cm。1号ライダーALEBRIJE Maneに変身する。髪と瞳の色、大きな身体、赤い獅子のような容貌から敵がつけたコードネームは『Mane(たてがみ)』。
見た目とは裏腹に、生真面目で融通が利かない意外とぼんやりおっとり、寡黙で表情が乏しい。大切な人は、弱い人の為に持てる力を振るうのに何の疑問も持たない、シンプルでニュートラルな性格。成人を機にバイク便で働いてる。
寡黙で無愛想、元族の頭で血の繋がりも無く(優子はハーフ)、改造人間故に日常の生活が、難しい部分がある。
彼女の出自ははっきりしておらず、物心ついた頃母の姿は既に無く、優子の記憶に残る父親はいつも家に居て、翻訳などの仕事で父娘二人細々と暮らしていた。父が言うには、母とは異国で知り合い優子が生まれたと言うが、入籍前に亡くなり、戸籍には父と優子の名しか無く、何故か写真の一枚もない。
父を知る人によると、父は若い頃、ジャーナリストとして世界中の紛争地帯を駆け巡っていて、国連軍に同行していた事もあったとか。国境紛争に巻き込まれある少数民族がほぼ壊滅したという、日本では殆ど報じられなかった悲劇が、父がジャーナリストとして最後に携わった仕事だったらしい。
優子姉妹が育った『灯りの家』は、ジャーナリスト引退後、父の尽力によって設立された児童養護施設で、父亡き今、優子にまつわる真実を知るのは、共に施設を立ち上げた院長夫妻だけとのこと。
能登慧
26歳、身長150cm、2号ライダーALEBRIJE Cometに変身する。素早さと、尾を引く光の球を操る事から(実は棍による攻撃。棍は黒く断面の光しか見えない)、コードネームは『Comet(彗星)』。
8耐プライベーター『TEAM Raven』の元ライダー。人懐こくよく笑い人との付き合いもうまく看護助手、介護ヘルパーボランティア等様々活動している。
飄々と、軽快に生きているように見えるが、深部には優子には無い黒く大きな闇がある。
彼女には双子の弟、大がいた。共にレーシングチームのライダーをしていたが、練習走行中の事故で帰らぬ人となった。この時に改造され、この力がもしあの時あったなら何一つ失わずに済んだのではないか？と悩み続けいてる。
久宝友美（イラスト右）
優子の義妹。幼い頃に両親の再婚で義姉妹になるも数ヶ月で両親は事故死、以来私設の児童養護施設で育つ。
友美はおっとりマイペースで、義姉とは性格が真逆だが、仲の良い姉妹。喫茶店勤務で生計を立てている。喫茶店の『おやっさん』は後見人。
常連の本郷さんや一文字さんは、「友美ちゃんのいれたコーヒーの方が美味い」と言う。
能登 大(のと だい)
慧の双子の弟。親の離婚により離れ離れで育ち、十数年後慧と再会、看護師として働ながら慧と共にチームレイヴンのライダーを務める。離れていた時間を取り戻して余りある程濃密な関係を慧と築き、周囲にはまるで恋人同士のように見える程だったが、そこには人には言えない秘密があった。
練習走行中に事故に遭い、その救急搬送中の事件により命を落とした。享年26歳。
鷸島里美
レディース『風流衆(FOOLS)』の副頭で、優子の親友・里美。お嬢様らしいという以外は何も知らなかったが、彼女のかけがえの無い友。真実を明かせず誤解されたまま袂を分ち、優子を狙う敵の手にかかり命を落とした。
救えなかった悔いに優子は常に苦しんでいる。
鷸島 純(しぎしま じゅん)
31歳。童顔だが身長187cmの偉丈夫(着痩せしている)、秘密を幾つも抱えている。鷸島グループ会長・鷸島絢乃の孫で、優子の朋友・鷸島里美の兄。この後アレブリヘ達に深く関わる事になる男。
岸谷 六郎(きしたに りくろう)
26歳。鷸島グループ最古参の老舗ホテルのコンシェルジュであり、純(司令官)の協力者。スケジュール調整や優子達ライダーや他協力者への連絡、時には純の身の回りの世話も行う。鷸島グループ会長・鷸島絢乃(純の祖母)に才能を見出され、奨学金を得て勉学に励み現在に至る。絢乃には並々ならぬ恩義を感じている。
絢乃に直々に頼まれ、純の協力者になった。絢乃の願いの為と協力を惜しまず、純の無茶な仕事依頼も完璧以上にこなすが、そもそもは絢乃のシンパで純の部下友達のつもりは無い為、純に対しては手厳しい態度を取る事も多々ある。特にプライベートに関して。
若いがホテルマンとしても優秀で、完璧な隙の無い笑顔で終始過ごしているが、実は大変なロマンチストで、恋愛小説を常にバッグに忍ばせている。優子とは適切な距離感を保っているが、慧とは顔を合わせる度「純のアレコレ」をネタに雑談に花を咲かせる仲良し。
交流
キハル氏のオリジナルライダー「仮面ライダー02」とコラボした事がある。
TORI氏の「オレのライダー」とのコラボイラストも投稿された。
関連イラスト
