概要
明治政府に不満をいだいた江藤新平たち征韓党と島義勇たち憂国党たち佐賀県の士族が起こした反乱。
両者の意見は全く異なるため、共同戦線がほとんど張れず、さらに士族でも政府寄りや中立のものもいて反乱は失敗した。
更に政府軍の方が、通信などの戦争に必要なインフラで圧倒的に勝っていた為、戦い自体は半月弱で終了してしまった(首謀者の捕縛を含めるとプラス一カ月)。
江藤は戦線を離脱して、鹿児島に下野していた西郷隆盛に援軍を求めたが拒絶され、旧土佐藩士族を頼ろうとして上陸した高知県で逮捕、一方的な裁判の末に島義勇ら13名とともに斬首刑に処された。
関連項目
佐賀城−建物のほとんどが焼失。
指名手配−江藤の逮捕が日本初の運用例。
谷干城−熊本鎮台一個大隊を率いて鎮圧に当たる。
ゾンビランドサガリベンジ:ゾンビィ5号ことゆうぎりの生前の出来事に纏わるエピソードであり物語の根幹を成す事件として扱われる。⇒佐賀事変