概要
原義的には摂取できる栄養素が偏った食事をしていることを指すそうだが、一般的にはその原因となる個人の選り好みのことをイメージする人が多いと思われる。
子どもが抱える問題の一つとして直面してきた人も少なくないだろう。
その昔『バトルフィーバーJ』にはそのまんま「ヘンショク怪人」という敵が出てきたこともある(実際にやっていることは悪食に近い有様だが…)。
アレルギーと混同されることもあるが、偏食はあくまで嗜好のみを理由にしているのに対して、アレルギーは下手をすると命に関わりかねない体質である。偏食と思い込み、アレルギーの者に無理やり食べ物を与え、重篤な症状を引き起こしたときは、場合によっては傷害罪や殺人罪になる可能性が指摘されている。また、我が子にわざとアレルギー物質を与えて、虐待と認定されたケースもある。
また、自閉症スペクトラムを由来とする場合もあり、食感・見た目・音に対する感覚過敏や、拘りによる嗜好の偏りが影響している。この問題を放置すると、好みのものがなければ絶食して栄養障害になる他、人格形成にも大きく出やすいとされている。
当たり前だが、発達障害を患っている人にも何でも食べる人はいるし逆に健常者でも偏食家はいるので一部の人にそういった特徴があるということである。