偽ガーディアン
もうひとりのしゅじんこう
「ねぇ、ガーディアン。一緒にコーヒーでもどうかな?また連絡するよ」
ワールド12「魔界」、ワールド13「リリスタワー」に登場する主人公と瓜二つな見た目を持っている正体不明の騎士。通称「偽ガーディアン」「偽騎士」などと呼ばれる。
主人公の騎士と違いヘラヘラしておらず冷静な性格。また主人公の騎士がガチャアイテムである「ジェム」を好んでいるのに対し、こちらは現金である「ゴールド」を好んでいる。
それぞれ選択した主人公の性別によって偽ガーディアンの性別も変化し、主人公の反対の性別となる。本作では女主人公が正史のような扱いを受けている為、PVでは男性の偽ガーディアンが登場している。
主人公の騎士が魔界に転移する3ヶ月前、魔界中心都市の「51エリア」で後に「黒き死のアウトブレイク」と呼ばれる事となるL-バクテリア発生事件が起こり、住民の93%がわずか24時間で死亡、更に未知の怪物も出現し生き残りの住民を襲い始める地獄絵図が起きた。
そのような絶望的な状況の中、偽ガーディアンが現れアンドロイドで構成された組織「チューリング」を連れて怪物を撃退し、生き残りの住民を救出した。
その後は迅速な指示で51エリアを封鎖させ、1週間経たないうちにL-バクテリアの抗体開発を成功させたと発表。この一連の活躍により魔界からは英雄と称されている。
そして事件から3ヶ月後、偽ガーディアンの主導の下人間界と魔界からなる「対インヴェーダー戦線同盟」を締結した。
オーディルからは「話だけ聞くと物語のような英雄譚」「あまりにも出来すぎている」と疑いの目線で見られているが…
後から転移してきた主人公は魔界の住民から逆に偽物扱いを受け、今まで苦楽を共にしてきたちび姫でさえも偽ガーディアンを本物と認識しており、向こう側に付いてしまう。そのような中主人公は身元不明の不審者として扱われ暗殺の手が回る等、孤立無援に。
この境遇にキレた主人公は居場所を取り戻すべく、魔界の裏社会で(シャレにならない悪事も厭わず)奮闘する事になる。
関連ワールド
以下ワールド13「リリスタワー」のネタバレ
その正体は主人公の偽物ではなく、「終わった」世界から転移してきた平行世界の主人公自身であった(性別が違う為、ループ物より平行同位体の方が近い)。ガデテル1周年時に開催された英雄診断で登場した際の名称は「もうひとりのガーディアン」。
「前の世界」ではこちらも世界を救う為にインヴェーダーと戦っていたガーディアンであり、インヴェーダーの最高指導者である「救世主」との決着まで持ち込んでいた。
インヴェーダーとの戦争を一度戦い抜いただけあり、戦闘能力は主人公より遥かに高く「この世界」で主人公が苦戦を強いられる事になったダークメイガスも、「前の世界」ではガーディアンによってラー帝国で討伐されている。その為このガーディアンは未来に転移させられていない。
伝説の剣「チャンピオンソード」もガーディアンを所有者として選び、それを駆使してインヴェーダーとの戦争に決着をつけ、世界は救われると思われていた。
しかし救世主との決戦時、彼の首をガーディアンがチャンピオンソードで斬り落とし勝利した瞬間、何故か「前の世界」の全てが溶け去り消滅。自身だけが虚無と化し何も無くなった世界に取り残されてしまう事となった。
世界が消失してから約7年間、ガーディアンはその虚無の空間で「何を間違えたのか」をずっと考え続け、精神を蝕まれていった。
そんなガーディアンの前に突然"何者か"が現れ、「次の世界」でやり直す機会を与えられる。今更失うものが何も無かったガーディアンはそれを受け入れ主人公の世界の魔界へと転移し、その際にその"何者か"によって主人公の世界のお姫様の記憶も書き換えられてガーディアン側に付くように操作された。
「前の世界」では自身が直接手を下してしまった事により世界が消失した為、この世界では「自身が直接手を下す事なくインヴェーダーに勝利する」べく動き出す。
「人間界」「魔界」「天界」全てを自らの支配下に置き、合同でインヴェーダーとの戦争の準備をするため、最初の転移先である魔界政府の首脳陣の排除を企てる。
L-バクテリア事件も勿論マッチポンプであり、自身が魔界を救ったように見せ英雄となる事で、魔界政府首脳陣が死亡した後、魔界の支配権を獲得する予定だった。
最終的にリリスタワーに乗り込んできた"この世界"のガーディアンに敗れ、自暴自棄になりL-バクテリア爆弾を起爆。「この世界がインヴェーダーに支配されようと世界の全てが溶け去る結末よりはマシだ」という考えのもと、魔界政府を巻き込んで心中を図った。
しかし、記憶を取り戻したカンタベリーのお姫様の正体不明の力によって時間を爆弾起爆前の状態まで巻き戻されその企ても失敗に終わる。
その力を見たガーディアンはL-バクテリアの分解作用は可逆的なものだったと誤認し、今まで自身や仲間を苦しめていた災厄を無かった事にできると認識した喜びから発狂。
発狂時のガーディアンのその笑顔は、主人公のガーディアンが見せるヘラヘラ顔や、今までもうひとりのガーディアンが見せていた冷徹な笑みとは違い、まるでちび姫のような幼い満面の笑顔であった。
その後、世界を救う使命を主人公に無理矢理押し付ける形で託し、過酷な使命から解放された喜びに浸りながらタワーから身を投げ出して魔界の都市に落ちていった(生死は不明)。
尚このガーディアンは"何者か"から「農夫#834527816」と番号で呼称されており、ガデテル本編のプロローグ等で確認できるスタッフロールで主人公の番号と思われる番号も表記されている。その番号は「834527817」と一つ先のものなっている。この事からもうひとりのガーディアンのいた世界の一つ先の世界が、プレイヤーが冒険している世界であり、既にこの世界は834527817回もループしているという考察が成された。
コメント
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またキャラ崩壊します。 ネタバレ注意です。 13章まだの方はご注意ください。 間違って投稿ボタンを押すというやらかしをしてしまいました。 また後日、編集して完成させます。 (※今日書き切るのは眠くてとてもできそうにないです…やりたい事は決まってるのでそこはご安心を…)2,256文字pixiv小説作品