概要
偽装離婚とは、夫婦としての実態を将来に向かって解消する意思がないのに、借金の取り立てから免れたりするなどの目的で、離婚届を提出して法律上の離婚をすることをいう。
偽装離婚自体は犯罪ではないが、偽装離婚をして生活保護費や児童扶養手当の不正受給等の犯罪を行えば罪に問われる。
また、自己破産において、債権者を害する目的で財産を元配偶者の元に隠すために偽装離婚すれば詐欺破産罪という罪に問われる例もある。
さらに別の問題として、借金等を理由にパートナーに偽装離婚を勧められ、離婚届を出した後にパートナーに捨てられてしまうケースもある。
…借金等で偽装離婚を考えておられる方は、まず先に弁護士等に相談することをお勧めする。