大当たり(ビンゴ)だ!!
なら俺も必殺だぜ!!
概要(いたそう)
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する男主人公・アンディの近距離技。
これは彼の不死体質による再生を磨き鍛えて体得した独自技であり、様々な応用・派生した技へ発展させている。
※注意※
アンディは普通に再生抜刀を使用しているが、全て痛覚がある状態で行っている(いたそう)。
長年の不死生活により、彼は常人に起きる「痛覚≒死への警告」としての痛みと違うらしく、本人曰く「自分のはただのノイズ」という認識でいる。
原理(いたそう)
鞘へ納刀するみたいに刀を片腕へ刺して使用する抜刀術(いたそう)。外見上は、拳に刀の柄と鍔が生えてるような様となり、肘からは腕に納まりきらない鋭い刀身が露出している(いたそう)。
この状態で後述の剣技を使用する際、片方の手で刀の柄を掴み抜刀すると同時に、不死の体質を利用した腕の再生力で速度を上げる体技を併せて彼独自の抜刀術(居合)を編み出している。
また剣技の原点(ルーツ)には、かつてアンディが日本へ渡来した時に達人(タツジン)の女性師範・友才から習った「月光流居合」を活用している。
技一覧(いたそう)
アンディは長く世界を放浪する運命を前向きに捉え、不死の理屈(ルール)を磨き発展させ、肉体や血液の再生を利用した多種多様な技へ昇華させている。
また便宜上で彼が使う他の剣技についても記載する。
月光流居合術(げっこうりゅういあいじゅつ)
むかし日本にいた時に、剣術の達人・友才に弟子入りして修行の末に身に付けた抜刀術であり、流派名の通り『月』が纏わる技名が多く、彼の能力の特性上『血』に纏わる名称も多い。
紅三日月(あかみかづき)
最も使用する抜刀術。血を纏った袈裟斬りは三日月の様に映って、なかなかカッコイイ。
その切れ味は抜群であり、紅三日月が初描写された時には、戦闘機の搭乗口(コックピットハッチ)ごと中にいた操縦者(パイロット)を斬撃し、かつ余分な破壊がされない綺麗な切り口を作った。
紅十字(あかじゅうじ)
血を纏った十文字斬り。
UMAスポイルとの戦いで、頭部の女神像をズッパシと十字に斬った。
紅盈月(あかえいげつ)
アンディを中心に横方向で周囲(360°)を薙ぐ回転斬り。これは月光流居合「盈月」の抜刀を、後述の血廻(けっかい)によって回転移動しながら相手を真横に切り裂く剣技へ発展させている。断続的に出血する噴射によって、非常に広範囲で多くの対象を斬撃できる大技へと昇華させている。
血廻(けっかい)
これは抜刀術じゃなくて、出血の勢いを利用した移動法のような体技。
片方の手首と足首を切断して高圧の血を噴射し、これを推進力(スラスター)にして独楽のように高速で廻転(ツイスト)して以下の剣技に応用している。
血刃纏(ブラッディエンチャント)
アンディから作られた「記憶の本」による修行を経て体得した体技。これは同時に新しく体得した死閃(デッドライン:大量に出血した血を斬撃できるほど凝固させて、広範囲を切り裂く技)を応用したものと思われる。
再生抜刀のために腕へ納刀した刀へ付着した血を硬化(凝固)させて、今までの剣技を広く届かせ鋭さを増すように発展させている。
紅蓮三日月(ぐれんみかづき)
紅三日月の上位技。中~遠距離にまで届く鋭さの増した三日月型の袈裟斬り。修行前には傷一つ付けれなかったUMAオータムの強固な装甲を深く切り裂いた。
紅蓮盈月(ぐれんえいげつ)
紅盈月の上位技。より広範囲に届く鋭さの増した回転斬り。修行の成果で、切断面からの出血は体を浮かせるほどの高圧力で噴射でき、それで滞空時間を延長した事により空中での使用も行えて汎用性を広げる事ができた。
関連項目
最後に(いたそう)
以上の技は、主人公・アンディが持つ不死の体質を最大限活用して体得したもの。
まず、そんな馬鹿(あんぽんたん)な事をする者はいないと思うが、本作の真似を忠実にしてみたという不可解な思考で、刃物を腕に刺すといった事は、絶対に行ってはならない。
賢明な閲覧者の皆さんならお分かり頂けるだろう。
せいぜい再生抜刀の姿勢を模倣したり、現代なら編集技術が優れている事から、機械・小道具などの力を利用した表現方法の模索が最善であろう。