劉麒
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りゅうき
小野不由美の小説『十二国記』に登場する劉王・助露峰に仕える麒麟。
概要
120年ほど前、地方において官途に就いていた助露峰は評判のいい郷長ではあったが、目立つ人物ではなく、新たな王を選ぶ「昇山の儀」にも応じることはなかった。
そんな助露峰のもとに「王気」を感じた劉麒が訪れ、助露峰と劉麒は”主従の契り”を結んだ。
新王の登極当初、助露峰の朝政は凡庸で見るべきものがないとの評判をとったが、またたく間に法の整備に成功、柳国が定めた法は延王・尚隆をして「王が寝ていても国はまっすぐに進む」と言わしめ、登極したばかりの峯王・健仲韃が見本にと考えるほどの完璧さを誇るものであった。
登極して120年、柳国に仕える官吏のなかに公然と賄賂を求めるものが続出していることが他国にも知られ、慶国・雁国が呼びかけた泰麒捜索にも、王と麒麟がいない巧国・芳国、叛乱を鎮圧したばかりの舜国とともに協力していないことから、助露峰が治政に倦んでること、もしくはもう玉座にいないのではないかとの疑念が生じつつある。
そして現在、劉麒の現状も劉王・助露峰とともに明らかにされてない。
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