日本海軍の軍拡計画「八八艦隊計画」に基づく戦艦の第二弾。
長門型戦艦を元に、攻撃面では40cm連装砲塔を1基増設して10門とし、防御面では厚さ自体は長門型から若干薄めつつ、装甲板を傾斜して搭載することによって実際の防御力を強化している。また長門型より大出力の機関を搭載することによって、長門型と同じ26ノットの速力を発揮することができるようになり、(当時の基準での)高速戦艦の面目を保つことができた。
ワシントン海軍軍縮条約の締結によって1番艦「加賀」、2番艦「土佐」共に標的艦として処分される予定であったが、1923(大正12)年の関東大震災によって空母へ改装されていた「天城」が再起不能なほどの損害を被ったことにより、「天城」の解体と「加賀」の空母への改装が決定されることになった。