勝海舟の血縁を持つと噂されているが定かではない。
75年に大蔵省(現・財務省)に入省し、主計局長を経て2010年財務次官になる。
財務次官としては異例の2年以上任期を務めた人物であり、マスコミからは「10年に一度の大物」とも報道されていた。
実は1998年の「ノーパンしゃぶしゃぶ問題」で処分を食らった大蔵省官僚の一人であり、数少ない生き残りだったりする。
2011年に民主党の95代総理に野田佳彦を推薦したとされ、任期が三年目に突入する2012年8月10日に野田が公約無視の三党合意による消費増税案を可決したのを見届けた後、自ら官僚を辞任。
辞任後はIT企業「IIJ(インターネットイニシアティブ)」と読売新聞社に社長と監査役として天下りした。
野田政権時代、総理からかなり依存されていたのは有名で、17年ぶりに日本の消費増税を発案したのも彼である。さらに、2013年に安倍政権が決議した後にIIJが管理する事となるマイナンバー法案も彼が発案した。
よく黒幕と呼ばれる財務省であるが、実は彼の独断行動には木下康司などの一部を除いてトリックを見抜けず騙された者やむしろ批判的に見ていた者の方が圧倒的に多い。