元々は南部鉄道と言う社名で、五戸駅と尻内駅(現:八戸駅)を結ぶ鉄道路線を運行していたが、設備が十勝沖地震で破壊され、利用者が減少し赤字が拡大していたことから復旧せずに廃止。1970年に南部バスに社名変更した。
バス事業は青森県南部の三戸郡、八戸市を中心に一般路線バス、高速バス、貸切観光バスなどを幅広く手がけていた。
会社末期の路線
高速バス
- 八盛号(盛岡 - 八戸)
- うみねこ号(仙台 - 八戸)
- 軽米高速線(軽米 - 八戸)
- WILLER EXPRESS
- TDR - 三沢
- TDR - 青森
- 川崎 - 八戸
一般路線
- 八戸市内線
- 階上線
- 軽米線
- 大野線
- 福田線
- 苫米地駅通り線
- 五戸八戸線
- 八戸三戸線
- 運動公園・五戸中学校線
- 十和田市線
- 金ケ沢線
- 西越線
- 田子線
車両
赤と白のツートンカラーで、アクセントに黒の細帯が入る。
旧会社時代はいすゞ車が多く、一般路線車のカラーリングも元を正すとキュービックのカタログカラーだったりする。
新体制に移行してからはUDトラックス車の比率が上がり、それに伴って青森県内随一の西工ユーザーにもなっている。塗装は一見変わってないが、ロゴ表記が少し大きくなって読みやすくなった。
また長らくWILLERブランドの高速バスを走らせていたことから、WILLERカラーの高速車も在籍していた。
岩手県北バスへの事業譲渡
2016年11月、長年続く利用者の減少などにより経営状態が悪化したことを理由に、民事再生法の適用を申請。事実上倒産し、バス事業は岩手県北バスに譲渡して継続すると発表。事業譲渡を受けた県北バスは新たに南部支社を開設し、以後南部バスの路線は岩手県北バス南部支社が運行する形となり、南部バスの名前は南部支社が運行するバスの通称として残った。
運転手や運行管理者、整備士など南部バスの従業員は南部バスを退職して県北バスに再入社する形となった。