概要
「片翼の奏者」の続編的なイベントクエスト。
件の事件以降も世界を越えて協力関係を築いていた別世界の天羽奏が中心となるストーリー。
奏が生きている世界に顔を出しにいった風鳴翼が、錬金術師に捕らえられたことに端を発する事件であり、そこから人類を破滅に導こうとする企みを知ることとなる。
イベント開始に伴い、ツヴァイウィングの代表曲「逆光のフリューゲル」のリミックス版「逆光のフリューゲル(Ver.双翼のシリウス)」が追加されている。
イベント復刻の際には新曲「双翼のウィングビート」が追加された。
「アルケミックオーダー」は実質的な続編にあたる。
本シナリオの主な登場キャラクター
本シナリオでもメインキャラクターを担当するが、以前よりも奏の心情に注目され、改めて「自身にとって翼がどういった存在なのか」と向き合うことに。
先の一件で本編世界に近い性質となった奏であったが、翼が捕まって安否不明になったことで様々な困難に立ち向かうことになる。
なおこの世界観の奏は、「翼の死」以前は、ほぼ本編世界と同じ過去を辿っていることが判明する。
翼を助け出すため、新たに「ブリーシンガメンギア」の力を纏うこととなる。
本シナリオのもう一人のメインキャラクターで、本編世界の翼。
活躍的にはヒロイン寄り。アリシアら錬金術師の一味によって誘拐され、計画のためにその力を利用されてしまう。
奏と二人きりになると口調が昔のようにしおらしくなるのは相変わらず。
過去の翼は本編と同様に奏といざこざを抱えていたが、やがて和解した経緯が描かれている。
前回と同様に、捕らわれた翼を救い出すために派遣された二人。
ブリージンガメンを起動させようと身を粉にする奏を支える。
なお、他のメンバーは念のために元の世界で待機しているが、翼の危機に心を傷めている。
今回は赤いスーツ姿で終始登場。
他の世界の指令とは違い、唯一特技が判明しないまま。
しかし敵の布陣を見て敵の思惑を推測したりと、頭脳派な面がしばしば見られた。
本シナリオの影の功労者。
今回もフィーネとしての覚醒はしておらず、終始人類のために奔走する。
他の科学者キャラとは一味違い「異常」とも言える卓越した技術力を見せつけており、奏達のバックアップを行う。
- アリシア・バーンスタイン
本シナリオのオリジナルキャラクターにして、『XD』オリジナルとしては珍しい女性の敵キャラ。
錬金術師達の頭目。
元は「シリウス交響楽団」という紛争地域に赴いて慈善活動を行う組織で両親に付き添って行動していた。
しかし国家レベルの陰謀に利用されて楽団は壊滅する。
その憎しみから人類に絶望し、「争いのない世界」を実現させるべく、哲学兵装「アルモニア」の起動を企む。
なお、イベントキャラでありながら幼い頃の一枚絵が制作されるなど、地味に扱いの良い人物。
なお、後にイベントクエスト「アルケミックオーダー」で残党戦力がおり奏と対峙している描写がある。
ブリーシンガメンギア
本シナリオで初登場する完全聖遺物で、奏がガングニールと同時起動させた際に発動した新形態のギア。
元のガングニールと違い、夜空を思わせる蒼が多く使われている他、マントが新たに追加され、武器も双槍に変化する。
EUの某機関が管理していたものだったが、不測の事態から櫻井了子が協力を要請し、二課に貸与された。
業火を操る能力を持つが、本編では奏がガングニールとブリージンガメンを同時起動させることで新たな力となっている。
言うなれば奏版のイグナイトモジュール。
ただし心の闇の増幅により暴走の危険性があることや、無理矢理同時運用している関係上、稼働時間に制限があるなどの欠点が存在する。