概要
日本のホラー漫画作家である洋介犬氏が、WEB上で連載している漫画作品である。
元々は『コメンテーターエンドウさん』のタイトルで、SNS上に投稿されていた作品だったが、後にWEBコミック雑誌『GANMA!』にて正式に連載されることになり現在のタイトルに変更され、それまでのエピソードもデザインを新たに再掲載された。
内容
昨今の歪な報道体制に対して、鉛の如き重い金言を叩きつけるコメンテーターのエンドウ氏(「遠藤央太郎」という本名はあるものの、呼称は敬称の有無に関わらず一貫して「エンドウ」とカタカナ表記)と、その発言に戦々恐々、或いはぐうの音も出なくなるアナウンサーやゲスト、他のコメンテーターの掛け合いという形を取った漫画。大体が4コマだが1コマや2コマの時もある。
一方で、隙あらば自身の嫁である幼馴染のいさめさんについて公共の電波で惚気る愛妻家としても知られたり、動画サイトの自身のチャンネルで披露している私服姿が「ひどい」と評判だったり、お茶目で憎めない一面も持ち合わせている。
第20話で大学同期で友人?のイシガミさんが登場。エンドウさんと比べるとテレビ局寄りの発言こそするものの、本質的な部分ではエンドウさんと同等か上をいく腹黒さであり、普段丁寧に話すエンドウさんでさえ思わず素と思われる部分を出してツッコミ入れるレベル。
インディーズエディション
評判
一般的に、漫画内部の他のマスコミ関係者からは目の上のたんこぶ扱いされているが、にもかかわらず様々な番組にコメンテーターとして登場しているのがうかがえる。
表向きは、彼の「反逆」すらエンターテイメントとして利用している、と語られるが、正論を突き付けるその痛快さ故に視聴者から支持されているために干したくても干せないのか、或いはマスコミの腐敗を憂いた何者か(上層部?)がマスコミに対する処方箋として登場させ続けているのか、その本音は漫画内部では明かされていない。
閲覧者からの評価も高く、「現実に存在して欲しい」「報道関係者はこの漫画を読むべき」「アニメ化希望」という声もある。
そして遂に待望の単行本化が決定し、2022年4月22日にKADOKAWAより発売され、早くも話題を呼んでいる。