概要
タイトーから2006年2月に発売されたPSP用のアドベンチャーゲーム。呪医と呼ばれる除霊師が主人公のノベル型テキストアドベンチャーである。
プレーヤーは「アドベンチャーモード」でテキストを読み進め、霊の存在を感じ取り「ダイブモード」により、霊捜査をし、それを「オペ」する事で、除霊をする。
あらすじ
新宿某所。
事務所を構え、古今東西の霊に関わるトラブルの解消を生業とする除霊師・Dr.杜馬丈太郎。高額の依頼料を要求し、同業者からは疎んじられるその真実の姿は、内なる魂の声に耳を傾け、正当な施術をもってそれに応えるという「呪医(じゅい)」だった。
霊刃カルネアデスを手に、助手の琴引とともに今日も行き場を失った魂を導き、人々に仇成す悪霊を祓う。その先に待ち受ける凄絶な運命を、今はまだ彼自身すら知る由も無かった……
主な登場人物
杜馬丈太郎
年齢28歳。身長180.5cm。右目の瞼に存在する獣に引っ掻かれた様な三本傷と眼鏡が特徴的な男性。法外な治療費と引き換えに、霊障を治療する『呪医』。元々は監察医だったが、謎の霊障に侵された妹を救う事を目的に『呪医』になった経歴を持っている。霊刃カルネアデスという霊力を開放すると、身の丈程の大きさとなるメスを使用して悪霊を祓う。
琴引
年齢不詳。外見年齢は12歳程度の金髪美少女。身長153cm。ゴスロリ衣装を着ている。気紛れな性格で古来より生き永らえている魔女。現在は丈太郎の助手として一緒に行動している。左腕のブレスレットを触媒に炎の魔法を発動させる事が出来る。
元々の名前はカーリン。母親『ヘレン・マルコス』の死後、母の友人だったアジア人の老人に妹と一緒に引き取られた過去を持っている。琴引の名前は養父から貰った物である。
壷坂士郎
丈太郎が監察医だった頃に世話になった刑事。面倒見の良い性格で丈太郎の事を何かと気に掛けてくれる。
天王寺源一郎
正規の方法で治療不可能な患者が運び込まれる病院で、特殊な医療を行っている人物。丈太郎の良き理解者。
九十九直人
エリートキャリア警視。理知的でクールな風貌をしたイケメン。生真面目な性格で遵法精神が強い。監察医だった頃の丈太郎の友人だったが、霊的な現象を信じていない事から現在の彼を理解出来ず、失望感から会う度に刺々しい態度で丈太郎に接している。弟が存在するが、エリートである彼と正反対(17歳の無職)である事からか、仲が悪い(だが、唯一の肉親なので愛情は強い)。この弟がとある事件に関わった事が丈太郎との和解のきっかけとなる。
雄大隆史
ゲーム本編の舞台となる高級マンションのオーナー。マンションで相次ぐ怪奇現象に悩まされ、丈太郎と住民の仲介をする事となる。拝金主義者で金儲けに異常な執着を持つが、何処か憎めないタイプで度の超えた悪事は行わないという程度には周囲から信用されている。
川渕耀司
マンションの管理室を預かる守衛。善良な性格の中年男性であり、子供を始めとした住民達に慕われている。雄大の秘書の様なポジションであり、その関係から丈太郎達と関わる。
山峰あゆみ
404号室の住人である女子高生。最初の事件の被害者で丈太郎に助けられてから何度か登場する。
琴音
琴引の妹。元々の名前はカティ―。養父の死後、人間を憎む気持ちから姉から魔力の大半を奪い取って失踪している。
関連タグ
赤いクレヨン…この怪談を元ネタとしたエピソードが存在している。