嘆きの壁

なげきのかべ

エルサレムのユダヤ教の聖地。

エルサレムに所在するユダヤ教の聖地。

かつてこの地にあったエルサレム神殿の外壁の一部。

西暦70年、ローマ帝国時代にユダヤ人の反乱が起き、これが鎮圧された際に神殿も破壊され、西部分の外壁だけが残された。これが現在の嘆きの壁である。

以来、この地へのユダヤ人の立ち入りが禁じられ、4世紀のミラノ勅令で年一回だけ許可された。

1967年にようやく自由化がなされた。

「嘆きの壁」の名は、この地に集まって祈りをささげるユダヤ人が、破壊された神殿を嘆いているように見えたことから名づけられた。ユダヤ人自身は単に「西の壁」と呼んでいる。

その他の嘆きの壁

・『聖闘士星矢』のハーデス軍の本拠地、冥界の最深部にある壁。単純な力では傷つけることができず、太陽の光でしか破壊できない。

・大阪市の飛田遊郭（現在の飛田新地）を囲っていた壁。遊女の脱走を防ぐために設置されていた。