四家四領
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よんけよんりょう
「八咫烏シリーズ」に登場する用語。
八咫烏シリーズに登場する用語。
八咫烏が住む山内にある、東西南北四つの領地及びそれを統治し、最高権力者である金烏宗家に仕えている四大貴族のこと。それぞれ東家の東領、西家の西領、南家の南領、北家の北領。
領によって異なる特産と得手とする技術を持ち、最高の品や人材が宮廷へ送り込まれることで、山内の中央は回っている。
そこで金烏は四人の子どもたちに、それぞれ、四つのお分けになった。
一番目の子どもには花咲く東の地を。
二番目の子どもには果実稔る南の地を。
三番目の子どもには稲穂垂れる西の地を。
四番目の子どもには水湧き踊る北の地を。
『兵部卿回想録『山内囀喙集(やまうちてんかいしゅう)』より。
なお、見てわかる通り「一番目の子ども」が東家の祖、「二番目の子ども」が南家の祖、「三番目の子ども」は西家の祖、「四番目の子ども」が北家の祖である。
楽人の里。歌や楽器の扱いを得意としている。
武人の里で、武術を得意とする武家。
中央鎮護軍の「羽林天軍(うりんてんぐん)」の総括を北家の領主が担う。
また宗家護衛軍「山内衆(やまうちしゅう)」や、山内衆養成学院「勁草院(けいそういん)」の院士にも北領の者が多く在籍している。
綺麗な水を使った酒造りが盛んであるが、それ以外に特産物や名産品と呼べるものはなく、その上土地が細く農耕に向かない。
北領で武人が多いのはそのため。
垂氷(たるひ)郷
雪哉とその家族の住む郷。
雪哉の父、雪正が郷長を勤めている。
山に囲まれた盆地に郷長一家が居住する山城があり、役所として郷政を行う屋敷と、郷吏とその家族が生活するための集落が存在する。
・田間利(たまり)
垂氷郷で最も大きな宿場。
・栖合(すごう)
垂氷郷の旧街道の終着点に位置する集落。
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